東京市場のドルは147円台半ば、中銀イベント控え上値重いか?(23/9/15)

ドルは147円台半ばで取引を終えた。

東京市場のドルは147円台半ば、中銀イベント控え上値重いか?(23/9/15)

東京市場のドルは147円台半ば、中銀イベント控え上値重いか?

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、植田日銀総裁と市場解釈にはギャップがあるとのニュースが流れたタイミングで買われる場面も見られたが、影響は限定的。ドルは147円台半ばで取引を終えた。

昨晩の海外時間では、8月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回ったほか、8月の小売売上高も堅調だったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加の利上げ実施気運が高まり、ドルは147円台半ばでしっかりとした動きとなった。なお、注目された欧州中央銀行(ECB)理事会は、0.25%の利上げを実施したものの、市場コンセンサス通りだったことと、今後の利上げ実施に伴う経済失速などが懸念されてユーロは売られた。

東京時間では、株式市場で日経平均が大幅続伸となったものの、ドルは様子見姿勢が強く、147円台半ばでの小動きが続いた。午後に「先週末報じられた植田日銀総裁の発言と市場解釈にはギャップがある」とのニュースがヘッドラインで流れると、瞬間的に147円69銭まで買われたが、買いは続かなかった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:147円46銭
高値:147円69銭
安値:147円34銭
終値:147円39銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:156円94銭
高値:157円30銭
安値:156円72銭
終値:157円08銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:94円90銭
高値:95円55銭
安値:94円81銭
終値:95円31銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:182円98銭
高値:183円50銭
安値:182円78銭
終値:183円19銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:33428円44銭
高値:33634円31銭
安値:33391円46銭
終値:33533円09銭(前日比+364円99銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時45分、欧、ラガルドECB総裁の記者会見
21時30分、米、NY連銀製造業景気指数、前回:−19.0、市場予想:−10.5
22時15分、米、鉱工業生産指数(前月比)、前回:1.0%、市場予想:0.2%
22時15分、米、設備稼働率、前回:79.3%、市場予想:79.4%
23時00分、米、ミシガン大学消費者信頼感指数、前回:69.5、市場予想:69.3

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表の雲上限を上放れているほか、遅行スパンも実線を上回っていることから目先のトレンドは強い。11日に20日移動平均線(MA)を一時下回ったが、即日で値を戻していることから強いトレンドは継続と考える。短期的なターゲットとして、年初来高値(9月7日、8日の147円88銭)を上抜き、150円台到達が意識されよう。

昨晩のECB理事会は、市場想定通りの0.25%利上げという結果となった。10会合連続の利上げで、政策金利は過去最高の4.5%に達した。発表後の記者会見で、ラガルドECB総裁が「一部メンバーが金利据え置きを支持したこと」「成長見通しを下方修正」したことなどから、「利上げサイクル終了」と「ユーロ域内経済の成長見通しに対する懸念」が意識されてユーロは売り優勢となった。

今回のECB理事会の結果は、元々「予測不能」な状況ではあったが、想定以上に「高い金利継続に伴うユーロ圏経済の成長鈍化」が意識されたと考える。それだけ、資源価格の高騰が与えるインフレ継続が欧州経済の大きな足かせとなるのだろう。これまでのような「金利引き上げ通貨を買う」という単純なロジックで、為替市場を見てはいけない状況にきているようだ。

この考えは、来週19日-20日(政策金利発表は日本時間21日未明)の米連邦公開市場委員会(FOMC)にも当てはまるだろう。FOMCは年内一回の利上げ余地を残しているとの観測だが、今回は金利据え置きがコンセンサスである。政策金利発表後のパウエルFRB議長の対話力が試されそうだ。

利上げが与える米国経済への影響を意識する動きが強まりつつあるなか、来週は日銀金融政策決定会合(21日-22日)も控えていることから、来週半ばにかけてドルは積極的には動きにくい。米10年債利回りを睨みながらの展開だがドルの上値は重そうだ。

今晩の海外時間では、時間外で米10年債利回りが拡大していることから、一時的にドルが年初来高値(147円88銭)をとらえるような場面も見られるかもしれないが、基本上値は重いと想定。上値メドは148円00銭、下値メドは東京時間の安値を少し下回る147円10銭とする。

東京市場のドルは147円台半ば、中銀イベント控え上値重いか?

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る