ユーロドル リスクオンの流れに1.18台後半まで上昇
29日の東京市場でユーロドルは横ばい後に上昇。朝方1.1845レベルで取引が始まったユーロドルは、朝方はほぼ横ばいでの取引となりましたが、軟調推移していた米株先物が東京時間の昼前に切り返したことで、1.1841の安値を底に上昇に転じ、ほぼ一方向に上昇。欧州勢参入後も買いが継続し、東京時間18:30現在は1.1877レベルで取引されています。
昨晩海外市場ではユーロドルは、FOMC前は1.1800をはさんで様子見気分の強いもみ合いが続きました。未明に発表されたFOMC声明文は、昨年12月以降の緩和策強化でFRBの目標に向かっての進展があったこと、今後のFOMCでもその進展を精査していくことなどが新たに謳われ、タカ派的ととらえられたことから、ユーロドルではドル買いとなり、直後に1.1773まで急落しました。
しかし、その後のパウエル議長の記者会見では、議長が従来のハト派スタンスを継続したことから米長期金利が急低下、ユーロドルは1.18台半ばまで上げて東京時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは未明の上昇で21日移動平均線を突破、本日ここまでは1.1822レベルの21日移動平均線から上放れて、基準線に絡む動きとなっており、ユーロ買い地合いがやや強まっています。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後21:00に独6月CPI、21:30には米2QGDP、個人消費、新規失業保険申請件数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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