FX用語集 あ行

FXに関連するさまざまな用語を解説します

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FX用語集 あ行

あ行

相対取引(あいたいとりひき)

取引所のような場所を介さずに、取引の当事者同士が個別に取引を約定することで、多くの場合FXの取引は顧客とFXを提供する金融機関の相対取引であるといえる。

アスク(あすく)

FXではASK(あすく)レートのことをさす。プライスを提示する側にとっての売値のこと。offer(オファー)と同義。FXユーザーはある通貨を買いたいときには、FX会社の提示するアスクレートで約定できる対義語はビットレートでこちらはプライス提示側の買値。そのためアスクレートは常にビットレート以上の値であるのが一般的。


インターバンク(いんたーばんく)

金融機関同士の取引の事を指す。(⇔顧客取引)プロとプロの取引であるため取引金額が大きかったり(U$10mio=12億円単位が普通)、極度に簡略化された符丁で取引が行われたりするが、例えば対円の取引において銭単位以下を刻むことは基本的にしないので、スプレッド自体は個人のFX取引のほうが金額にかかわらず狭かったりする。

イールドカーブ(いーるどかーぶ)

ある一時点の短期から長期の金利を期間ごとに順番に並べて線で結ぶことによりできる曲線のことで、残存期間と金利の関係を見る際に使う。一般的には短期金利よりも長期金利のほうがリスクプレミアム分(長い期間を一定の金利で固定するリスク料分)金利水準は高くなるので残存期間が長くなればなるほど金利が高い右肩上がりのグラフになり、これを順イールドと呼ぶ。しかし、金利の急激な下降局面等では長短金利の水準が逆転することもあり、これを逆イールドと呼ぶ。これらのイールドカーブの形や傾きの急さ加減は市場の経済に対する先行きの見通しを敏感に反映することが多いため、イールドカーブは為替の取引においても重要な参考材料となる。

売り建て(うりたて)
FXにおいてある通貨が下落することを見越してその通貨を売ること。この結果売り持ち(売りポジション)が発生する。

売持ち(うりもち)=売りポジション(うりぽじしょん)

ある通貨を売って相場のリスクにさらされている状態を指す。通常通貨の下落を見越してこれらのポジションを意図的に作る。思惑通りその通貨が下落した場合には同金額を安く買い戻すことでポジションを解消し利益を得るが、思惑がはずれ通貨が上昇してしまった場合には、同じ金額を高い値段で買い戻さなければならないため損失が生じる。


オージー(おーじー)

A$。オーストラリアドルのこと。

往復ビンタ(おうふくびんた)

為替市場において個人投資家や銀行のディーラーが買いまたは売りのポジションで損失を出し、損切りをした後、反対のポジションをとって損失を取り返そうとするがその時点から相場が反転しさらに損失を拡大すること。

オーバーナイト(おーばーないと)

日中で完結しないさまざまな取引に用いられる言葉、宵越しの取引。
オーバーナイト金利といえば翌営業日までの適用金利を指し、オーバーナイトポジションは翌日に持ち越すポジションのことを指す。

オフショア市場(おふしょあしじょう)

国内の金融制度から切り離す形で存在する市場。許可を得た国内の金融機関が海外から調達し、海外で運用する等の目的で使用する。国内市場と分断されている替わりに各種規制が撤廃されているないし緩和されているケースが多い。
FXにおけるオフショアの代表的な事例は人民元。国内の人民元(CNY)とは別に香港を中心にオフショア人民元(CNH)が存在していて、国内の人民元(CNY)は非国際通貨であるために国外での取引や投機目的の取引ができないが、オフショア人民元(CNH)はFXでも取引できる。中国の金融機関と一部外銀の在中国支店・法人は双方の市場にアクセスできるためある程度の裁定は働くが基本両者のレートは一致しない。

2016年初の人民元(CNY)の中心レート引き下げ時にはオフショア人民元(CNH)は投機の動きもあり大幅に下落したが、中国当局が介入、流動性を規制し翌日物金利を最高94%荷まで引き上げたり、一部外銀に外為業務を禁止したりして投機の売りを封じ込めた。このように国によってはオフショアだからといって完全に自由な市場であるとはいえないケースも多くある。


オプション取引(おぷしょんとりひき)

為替においては通貨そのものを売買するのではなくその通貨を一定のタイミングである水準で買う権利または売る権利を事前に売買するもの。FX会社でもオプション取引を顧客に提供している場合がある。オプション料は行使日までの期間が長く、相場の変動率が高く、また行使するレートが買い手に有利であればあるほど高くなる。

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