ドル円反発、イエレン発言は12月利上げ支持(9/27朝)

26日の海外市場でドル円は反発、イエレンFRB議長は講演で「緩やか過ぎる政策調整に慎重になるべきだ」と発言、

ドル円反発、イエレン発言は12月利上げ支持(9/27朝)

ドル円反発、イエレン発言は12月利上げ支持

26日の海外市場でドル円は反発、イエレンFRB議長は講演で「緩やか過ぎる政策調整に慎重になるべきだ」と発言、またインフレ率が2%に達しなくても将来的に過度なインフレを招くリスクがあるために利上げを実施するべきだとの見解を示しました。
イエレン議長の発言に市場はFRBの12月利上げを改めて確信、CME FEDWATCHによる12月利上げ確率は前日までの71.4%から78.9%まで上昇しました。
議長の発言にドル円は一時112.48まで上昇、ドルは対ユーロでも強含み、議長発言後ユーロドルは8月下旬以来の1.1758まで下落しています。

ただ、一方でイエレン議長は物価見通しに関する判断を誤ったかもしれないとも発言、物価上昇率が2%を下回る状況が長期化すれば見解を修正する用意があるとも述べて、利上げ見送りの可能性を残すと取れる発言もしており、その後はやや戻し、東京時間早朝はドル円112.25レベル、ユーロドルは1.1790まで小戻ししての取引となっています。

ドル円は昨晩の上昇で一目均衡表の雲の上限付近から反発、200日移動平均線を再び上回る動きとなっています。米12月利上げに関してはこれで相当織り込みが進んだことから、市場の関心はトランプ大統領の税制改革や、北朝鮮問題に移りそうです。

トランプ大統領は昨晩北朝鮮への軍事的な選択肢につき「完全に用意ができている」と述べて北朝鮮をけん制、また、税制改革についても「明日(9/27)大きな発表がある」と予告しており、ドル円にとっては相反する方向に働く二つのテーマを前に本日も東京市場では方向感は定まりにくい状況です。

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