ドル円、154円台後半で堅調推移 (11/20午前)

20日午前の東京市場でドル円は小幅に続伸。

ドル円、154円台後半で堅調推移 (11/20午前)

ドル円、154円台後半で堅調推移

20日午前の東京市場でドル円は小幅に続伸。朝方、154.69レベルで取引の始まったドル円は、序盤154.53まで軟化した後上昇に転じ、実需とみられるドル買いに仲値公表を挟んで154.99まで上昇。その後は方向感を失い、東京時間正午現在は154.86での取引です。

日経平均株価は、序盤電機株、精密株などが牽引し続伸する気配を見せましたが、米ハイテク大手の決算を控えて情報技術系銘柄が様子見となっている他、ウクライナ情勢緊迫化からのリスクオフのセンチメントも重石となり、前日比マイナス圏に転落。一時200円超下げた後、172円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、ウクライナの米供与の長距離ミサイルによるロシア本土攻撃と、プーチン大統領の核ドクトリン変更への署名報道に地政学リスクが意識され、米長期金利の低下に、ドル円は欧州序盤に153.29まで下落しました。その後は、ロシアのラブロフ外相が記者会見で「ロシアの核ドクトリン改定については注意深く読まれることを望む」とした一方で、「核戦争勃発を阻止するためにあらゆる手段を講じる」と述べたことで緊張感がやや和らぎ、買い戻し優勢となって154.66でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、引き続き転換線付近での取引。ドル買い基調に変化はありませんが、大きく買われる地合いでもなく、次の材料待ちの様相です。

ドル円、154円台後半で堅調推移

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