ドル円 早期利下げ期待再燃、米雇用統計の内容注視(2/2夕)

東京市場は揉み合い。146円台前半を中心とした30ポイントほどのレンジとの引きで、方向性はうかがえなかった。

ドル円 早期利下げ期待再燃、米雇用統計の内容注視(2/2夕)

早期利下げ期待再燃、米雇用統計の内容注視

〇本日のドル円、146.40-45で寄り付き、方向性乏しく146.25-55といった非常に狭いレンジ取引に終始
〇連日発表される米雇用データが悪化、それを受け米早期利下げ期待が再び高まっていた様子
〇昨日は一時145円台を示現、大局的には引き続きレンジ内だが、やや円高方向へのリスクが強まったか
〇本日発表の米雇用統計の内容にまずは要注意、場合によっては予想以上のドル安進行の可能性も
〇予想レンジは145.90-147.40、ドル高・円安方向は146.60-70、147円半ばなどをめぐる攻防が注視
〇ドル安・円高方向は、146.40台が最初のサポート

<< 東京市場の動き >>

東京市場は揉み合い。146円台前半を中心とした30ポイントほどのレンジとの引きで、方向性はうかがえなかった。

ドル/円は、146.40-45円で寄り付いたものの、基本は横這い。146.25-55円といった非常に狭いレンジ取引に終始している。本日再び観測された「北朝鮮による巡行ミサイル発射」を受け一時緊張感が走るも、実際の影響はなると軽微なものにとどまった。16時現在では寄り付きと同じ146.40-45円で推移し、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「米雇用情勢」と「ウクライナ情勢」について。
前者は、1月31日に発表された米経済指標・ADP雇用統計の悪化に続き、昨日の週間ベースの新規失業保険申請件数も失望を誘う内容。つまり、連日発表される米雇用データが悪化しており、それを受け本日発表の米雇用統計悪化の思惑が、いささか強まっていたようだ。延いては、それが米早期利下げ期待を再び高めていたようだ。なお、本日発表される米雇用統計のうち、市場でもっとも注視されている非農業部門雇用者数はプラス18.5万人、失業率は3.8%が見込まれているものの、それより悪い内容になる可能性もあると予想されている。

対して後者は、ウクライナ軍高官からも「弾薬不足」の指摘が取り沙汰されるなか、EU大統領から「500億ユーロのウクライナ向け支援について全会一致で合意した」と発表されている。また、開催された臨時のEU首脳会議で、制裁で凍結しているロシア中銀の資産をウクライナ支援に使う方針で一致したという。資産が生む利子の活用を検討する見込みだ。弾薬不足なども今後徐々に解消される見込みで、ウクライナ軍の反転攻勢など巻き返しの動きが大いに期待されていた。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル/円相場は、ドルがやや冴えない。昨日は1月16日以来の安値、一時145円台を示現する局面も観測されていた。大局的には引き続きレンジ内だが、やや円高方向へのリスクが強まりつつあるようだ。テクニカル分析のひとつ、移動平均や一目均衡表でも下方向への動きを予兆させるシグナルが観測されていることは気掛かり。もちろん、発表される米雇用統計の内容如何ながら、場合によっては予想以上のドル安進行の可能性もある。
注目されていた1月の米FOMCによる金融政策発表も終了し、早期利下げ観測は一旦後退した感があったものの、先で取り上げたようなここ数日発表される米雇用データの悪化もあり、早期利下げ期待が息を吹き返しつつある。そうした意味も含め、本日のNY時間はまず発表される米雇用統計の内容にまずは要注意。なお、市場は弱気ムードに傾斜しすぎとの声もあり、悪い数字より良い数字の方がインパクトは大きいといった指摘も聞かれていた。

テクニカルに見た場合、ドル/円相場は移動平均における90日線が上値を抑制するなか、下値を支えてきた21日線を下回ってきた。21日線は足もと146.60円レベルで推移し、来週には147円台へと続伸が期待されるなか、果たして回復できるのかに注目だ。また、一目均衡表でも日足は146.40円台に位置する先行帯の雲の上限割れが意識されている。それら下方向に位置するテクニカルポイントを「しっかり」と割り込んでしまうと、来週にかけてドルの続落リスクが高まる可能性も。

本日は米経済指標として、1月の雇用統計や同ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表される予定となっている。前者が注目を集めていることは言うまでもないが、後者もなかなかに要注意。先月は米雇用統計発表後にもう一波乱あっただけに、今月も同様の展開には一応注意しておきたい。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは145.90-147.40円。ドル高・円安方向は移動平均の21日線が位置する146.60-70円、同90日線が位置する147円半ばなどをめぐる攻防が注視されている。
対するドル安・円高方向は、一目の雲の上限が位置する146.40円台が最初のサポート。割り込むと昨日安値145.90円が意識されそう。また、一目の雲の上限はザラ場だけでなくNYクローズで維持できるか否かも注目だ。

早期利下げ期待再燃、米雇用統計の内容注視

ドル円日足


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