ドル円、米金利上昇を背景に一時132円台後半へと上昇。本日は米CPIがメインイベント(2/14朝)

週明け13日(月)のドル円相場は堅調な値動き。

ドル円、米金利上昇を背景に一時132円台後半へと上昇。本日は米CPIがメインイベント(2/14朝)

ドル円、米金利上昇を背景に一時132円台後半へと上昇。本日は米CPIがメインイベント

○ドル円、日銀次期総裁候補の植田氏が中立派であることへの安堵感などで米国勢参入後132.93まで急伸
○買い一巡後は重要イベントの米1月CPI発表を控えたポジション調整が重石、132.35前後まで反落
○ユーロドル、ユーロ圏の2023年実質成長率の上方修正などが支援材料となり1.0730まで上昇
○ドル円、市場の関心は日銀人事から、米国の金融政策動向へと完全にシフト
○本日・日本時間22:30に発表される米1月CPIが市場の注目
○市場予想を上回った場合、ドル円に強い上昇圧力、下回った場合にはドル円暴落の流れを警戒
○本日の予想レンジ:130.00ー134.00

海外時間のレビュー

週明け13日(月)のドル円相場は堅調な値動き。アジア時間早朝にかけて、安値131.30まで下げ幅を広げるも、一巡後に下げ渋ると、(1)対主要通貨での円売り再開(日銀総裁人事に係わるイベント消化→植田次期総裁候補がタカ派的でもハト派的でも無い中立派であることに対する安堵感→過度な金融緩和の修正期待が後退→円売り再開)や、(2)先週末金曜日に発表された米2月消費者信頼感指数速報値における1年先の期待インフレ率上昇、(3)上記2を背景とした米長期金利の急上昇(米10年債利回りが一時3.75%へ急上昇)、(4)ボウマンFRB理事による「我々が望むほどのインフレ緩和は見られない」「インフレを目標の2%に戻すために利上げを継続する」とのタカ派的な発言が支援材料となり、米国勢参入後に、高値132.93(1/6以来の高値圏)まで急伸しました。

しかし、買い一巡後に伸び悩むと(心理的節目133.00や一目均衡表雲下限をバックに戻り売り圧力が強まると)、(5)重要イベント(米1月消費者物価指数)を控えたポジション調整が重石となり、本稿執筆時点(日本時間2/14午前6時00分現在)では、132.35前後まで反落する動きとなっております。尚、日本政府は昨日、日銀の正副総裁候補による衆院での所信聴取を2/24、参院での所信聴取を2/27に開催する方向で調整中と発表しました。

週明け13日(月)のユーロドル相場は堅調な値動き。アジア時間朝方にかけて、安値1.0656まで下げ幅を広げるも、一巡後に下げ渋ると、(1)欧州委員会による2023年の実質成長率の上方修正(結果0.9%、前回0.3%)や、(2)上記1を背景とした欧州株の堅調推移、(欧州経済を巡る先行き不透明感の後退)、(3)欧州債利回り上昇に伴うユーロ買い圧力、(4)短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値1.0730まで上昇しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間2/14午前6時00分現在)では、1.0721前後で推移しております。

本日の見通し

ドル円は「日銀人事を巡るサプライズ報道」を契機に乱高下を繰り広げましたが、結果として市場は「植田次期総裁就任→円売り」での反応となっております。こうした動きの背景には、(1)同氏自身が金融緩和継続に賛成する旨のコメントを発したこと、(2)同氏の過去の発言を遡って確認すると、タカ派的でもハト派的でも無い中立派に属することが判明したこと、(3)サマーズ元米財務長官が同氏のことを「日本のベン・バーナンキ」と評したこと等が挙げられます。このため、市場の関心は日本の金融政策動向(日銀人事)から、米国の金融政策動向へと完全にシフトしました。

こうした中、本日・日本時間22:30に発表される米1月消費者物価指数に市場の注目が集まっています。2/3に発表された米雇用統計がポジティブサプライズとなったことや、2/10に発表された米2月消費者信頼感指数速報値の1年先の期待インフレ率が上昇したこと、クリーブランド連銀が公表するインフレNOWの数字が予想より高い数値を示していること等を背景に、本日の米CPIが市場予想を上回るのではないかとの懸念が広がっています。この場合、米インフレピークアウト期待が一段と後退し、米金利上昇→米ドル買いの経路でドル円にも強い上昇圧力が加わるものと推察されます。但し、アップサイドには強力なレジスタンスとして意識されている一目均衡表雲下限(昨日もレジスタンスとして確り機能)や1/6高値134.79が控えているため、余程強い結果とならない限り、上髭を残して反落するシナリオ(一時的に急伸するもその後戻り売りに押されて反落に転じるシナリオ)も警戒されます。

一方、米1月CPIが市場予想を下回る場合には、逆CPIショックとして、米長期金利急低下→米ドル急落→ドル円暴落の流れが警戒されます(米CPIに対する目線が大きく引き上げられている分、市場予想を下回った時の反応が大きくなる恐れあり)。当方は後者の見方を有しているため、ドル円は本日の米CPIを契機に下落に転じるシナリオを予想いたします。尚、本日は米CPI以外にも、本邦の10ー12月期GDP速報値や、米当局者発言(ダラス連銀ローガン総裁、フィラデルフィア連銀ハーカー総裁、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁講演)などが予定されています。

本日の予想レンジ:130.00ー134.00

注:ポイント要約は編集部

ドル円、米金利上昇を背景に一時132円台後半へと上昇。本日は米CPIがメインイベント

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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