チャート分析の基礎（移動平均線１）
移動平均線はチャート分析の基礎の基礎です。
移動平均線とは過去一定期間の相場の終値の平均を現在値と同じ時点に描画したものを結んでいくものです。
例えば5日間の移動平均線であれば、過去5日間の終値の平均値を、25日の移動平均線であれば過去25日の終値の平均値を当日のリアルタイムのチャートと同じ位置に表示しそれを時系列につないでいきます。
すると当然実際の動きの値よりは緩やかな「移動平均線」を描くことができます。
移動平均線は毎日その最初の日付と最新の日付のデータが入れ替わりますがそれ以外の日数のデータは前日と同じであるためです。
もちろん移動平均の期間が長ければ長いほど入れ替わらないデータの比率が高いため、移動平均線のカーブは緩やかになります。
この緩やかなカーブは日々の個別要因で上下する相場の一時的な変動を排除した長期間の相場の方向感･方向性（トレンド）を指し示すものと考えられます。
これらの移動平均線と終値のチャートの位置関係や交差の具合、移動平均線同士の位置関係等を分析することにより相場の将来の動きを読むのに役立てようとするのが移動平均線を使用したチャート分析の発想です。
ドル円の終値と移動平均線の例
※「FX羅針盤」のを運営する株式会社カカクコムのメインサイト「価格.com」にも羅針盤でオセアニア通貨をご担当されている川合美智子先生の執筆された入門ガイド「FXとは？」が掲載されています。あわせてご参照ください！
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