ドル建て金のテクニカル(20/9/13) 

一時期史上最高値更新で目立っていたドル建て金は着実に値幅を狭めるもみあいを続けています。

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ドル建て金のテクニカル(20/9/13) 

ドル建て金のテクニカル

米国株式市場はハイテク株を中心に調整局面入り、NY原油はサウジアラビアの価格引き下げもあって売られと各市場で調整入りという印象が強いのですが、一時期史上最高値更新で目立っていたドル建て金は着実に値幅を狭めるもみあいを続けています。

8月の史上最高値からの反落以降は高値を切り下げるいっぽうで安値も切り上げ、トライアングル(三角もちあい)を形成中。そしてそのトライアングルも14日の週末にはエイペックス(頂点)に到達し、もみあいを抜けるならば週前半というチャートとなっています。

日足チャートをご覧ください。

ドル建て金のテクニカル

青のラインで示したのがトライアングルです。教科書的にはコンティニュエイション(継続)パターンで、それまでのトレンドを継続(再開)するパターンですが、どちらにも抜けた方に大きく動きやすいチャートと言えます。仮にエイペックスまで到達してしまった場合には、ブレークアウトのタイミングを逸したということになりますが、ここでは上抜けと下抜けとそれぞれのターゲットを考えたいと思います。

まず上抜けですが、こちらは年初来安値、史上最高値、その後の押しを3点としてフィボナッチ・エクスパンションを考えます。最初の上げに対して押しが小さいのですが、目立った3点ですからここから小さいエクスパンションを考えると38.2%エクスパンションが2101.5ドル(ピンクのターゲット)とおよそ次の大台2100ドルを示していることがわかります。

下抜けについてはシンプルに年初来安値と史上最高値とでフィボナッチリトレースメントを考えることとなりますが、こちらは38.2%押しが1836.9ドル(赤のターゲット)と1800ドル台前半を示しています。現状ではどちらに抜けるかはわからないものの、タイミング的にはそろそろ金にも動きが出てきそうですから、注意して見ておきましょう。

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