NY原油急落 3月19日アップデート

昨夜のNY市場でNY原油が急落しています。

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NY原油急落 3月19日アップデート

NY原油急落

昨夜のNY市場でNY原油が急落しています。高値64.82ドルから安値58.20ドルまで6.62ドル、率にすると10.2%もの急落を演じたことになります。

材料としては、これまでの上昇は景気回復期待が大きい中で3月4日のOPECでは4月以降も減産が決まったことを受け、8日には67.98ドルの高値をつけました。しかし、2月最終週以降は原油在庫が増えていること、直近ではコロナ感染者数の欧州における増加など、やや暗雲が見える中で米国株が下げ、リスクオンの巻き返しが株式市場と原油市場に起きたという流れです。

日足チャートをご覧ください。

NY原油急落

テクニカルには昨年11月安値を起点とした上昇チャンネルの中での動きを続けていましたが、昨日の下げでサポートを下抜けています。久しぶりの大きな調整ですから、まだ買い手も利食いが追い付いていない状況だと言えるでしょう。

11月安値と今月高値の38.2%押しにあたる54.86ドル、およそ55ドルまでの調整が続きやすいと見ていますが、米国では金利市場、株式市場、さらには原油市場まで荒っぽい動きとなってきました。四半期末を前に大きめの調整が入る予兆かもしれず、注意が必要です。

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