米大統領選のアノマリー(2016年10月7日)

米国大統領選挙には、共和党と民主党の順番があって、16年ごとに民主党、共和党の大統領が選ばれるというインタバルがある。

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米大統領選のアノマリー(2016年10月7日)

米大統領選のアノマリー

大統領選16年周期の法則、今回は共和党の順番

米国大統領選挙には、共和党と民主党の順番があって、16年ごとに民主党、共和党の大統領が選ばれるというインタバルがある。
たとえば民主党でいけば1960年のケネディー、1976年のカーター、1992年のクリントン、2008年のオバマと見事に16年ごとに民主党の大統領が選出されている。
共和党は、1968年ニクソン、1984年、レーガン、2000年ブッシュと来ており、2016年つまり今度の大統領はそのルールでいけばトランプになるというのが通常のインタバルである。

例外の場合には恐慌発生

それでは過去を振り返って、このルールに該当しなかった大統領の時はどうだったかというのを調べてみると、1928年は共和党のフーバー、1936年は民主党のフランクリン・ルーズベルトがその例外である。
その例外の大統領が在任中に何が起こったかというとまさに、1929年からの米国株価大暴落による大恐慌の引き金を引き(フーバー)、さらにその後1937年からの第2恐慌の引き金を引いた(ルーズベルト)とあまりよい記憶はない。

クリントン大統領ならば大恐慌、大デフレ・・か?

今年の選挙でトランプが勝てば、順当な16年サイクルの共和党大統領で、大不況は免れるかも知れないが、クリントンが大統領に当選すると、ひょっとすると大恐慌の二の舞が訪れるというのが過去の大統領選サイクルを振り返った結論である。
もちろんこれは何ら科学的根拠のないアノマリーで、そんな馬鹿なと笑い飛ばすことも可能である。
ところが筆者の予測ではクリントンが勝ち、2017年後半からは2022年に向けて米国の大デフレへの転落が始まる。
まさに歴史は繰り返すことになるだろう。だれが決めたのか知らないがそうした事件はよくあることで、馬鹿にはできない。

トランプ当選でもどっちにしろ大不況

もっとも今回の場合はトランプが当選しても大デフレは、関係なく進行する。
これだけ一生懸命選挙戦を戦って、やっと勝利したが、歴史的な大不況の当事者として名前が残るのは気の毒なような気もする。
10月6日現在、選挙専門webの538による、両候補者の勝利確立はクリントン76%、トランプ24%とさらにクリントン優勢となっている。


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