オーストラリアの第1四半期GDPの予想
明朝、豪州の2020年第1四半期GDPが発表されます。
(今回発表予想)6月2日10時現在
上図を見ると、既に豪州では第1四半期からコロナウィルスの影響が大きく出ている
予想になっています。上段の前期比では中央値▼0.4%、レンジでは最大▼1.1%までみ
ているエコノミストがいます。また下段の前年比では、ここ10年間で2019年2Qと
同じ最低値の1.4%予想です。予想レンジでも前年比マイナスと見ているエコノミスト
がいます。全般的に第1四半期の小売売上高が低調でしたので、この影響度合い如何
と思います。そして今週4日発表の4月小売売上高予想は前月比▼17.9%ですので、
次回9月発表予定の2Q・GDPは一段と下がる可能性が出てきます。
尚、GDPと同時刻に以下の経済指標が発表されます。
下図は豪ドル米ドルの週足です。相場は、ラインA(=0.6830)とラインB(=0.5990)の中期豪ドル安トレンドラインの上限まできました。ほとんど調整なしに豪ドル高となっています。3月19日に底値が0.5510米ドルでしたので、1290ピップスもの豪ドル高です。また中期のトレンドラインを示す38週移動平均線(赤)は0.6645、62週線(青)は0.6759で両線を抜きかけています。昨日のシカゴポジション232内で記した0.6760米ドルの抵抗線も上抜け、短期豪ドル高ウェッジ上限の0.6820米ドルにも近づいています。豪ドルが新たな高値を狙うには、まず今週末に0.6840米ドル以上で終わり、来週もこの上限以上での完全上抜けを確認したいところです。もしこの短期と中期の抵抗線が効くと、2つの移動平均線の水準、次いでラインC(=0.6500)、D(=0.6250)方向への調整入りになります。シカゴは今日が締日で、大きなショートを維持しているので、いよいよポジションをどうするかの選択時期に入っているようです。
(6月2日15:05、1豪ドル=0.6805米ドル)
オーダー/ポジション状況
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