オーストラリア 7月失業率結果(18/8/16)

7月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、マイナスとなりました。一方で失業率は5.3%に低下し改善しました。

オーストラリア 7月失業率結果(18/8/16)

オーストラリア 7月失業率結果

7月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、マイナスとなりました。一方で失業率は5.3%に低下し改善しました。

オーストラリア 7月失業率結果

さて就業者数からみていくと、

オーストラリア 7月失業率結果 2枚目の画像

7月の就業者数は前月より3,900人減で、予想(15,000人)を下回り、マイナスになりました。

しかしながら6月は前回+5.09万人⇒+5.83万人に上方修正されていますので、この分を加味すると今回は+0.35万人となり、エコノミスト予想よりは1万人強少ない状態です。但し、フルタイムの就業者が+19,300人増で、前回に続き伸びており、総賃金や消費には好影響となります。

また失業者の分析は

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7月の失業者は減少しました。人口増の中で失業者減は雇用好調を示しています。

内訳はフルタイム希望が2,300人増(6月は5,100人増)となりました。2ヶ月連続のフルタイム希望者増となっています。

また、労働参加率は前回発表時より0.2%改善し、65.5%となりました。
(前回発表分が上方修正され、表向きは0.1%の改善)
月間全労働時間は400万時間増加(6月は1,070万時間増)し、17億4960万時間となりました。2ヶ月連続の増加です。

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人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準(赤い線)から改善傾向を続けています。ここ数ヶ月はトレンドライン(黒)が横這いですが、季節調整済数値(灰色)はトレンドを上回って推移しています。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7235〜40米ドル付近で推移していましたが、予想外の就業者数マイナスで瞬間0.7215米ドルまで約20ピップス豪ドル売りになりました。しかしながら就業者数の内容が良く、失業率の改善で直ぐに0.7270米ドルまで買い戻され、現在は0.7250〜55米ドルで推移しています。

相場は0.7210米ドルのサポートラインが守られ、0.7190〜0.7460米ドルのトレンドラインが維持されています。但し、このトレンド内にある0.7290〜0.7300の抵抗線が強く、ここを越えないと、豪ドル安からの調整に入れません。一方で、下値サポートは0.7210、0.7180〜90米ドルにサポートあります。(1豪ドル=0.7265米ドル、8月16日12時50分現在)

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