オーストラリア 10月小売売上高の予想

発表12月4日、日本時間9時30分の予定です。

オーストラリア 10月小売売上高の予想

オーストラリア 10月小売売上高の予想

明日(4日)早朝に、豪州の10月小売売上高が発表されます。前回は予想を上回りましたが、実績値は▼1.1%と大きなマイナスとなっています。今回はその反動と思われますが、下図を見るとまだコロナ前の3月高値(赤い横線)を越えていません。7月に大きく伸びた形になっていますが、それ以降は冴えない数値となっています。但し、3月の伸びが異常でしたので、2月(緑の横線)を基準にすると十分越えています。
現在まで、豪ドルが対米ドルで強い状態を維持していますので、もし予想通りの数値が出て、豪ドルが買われるとポジティブな受け止め方になりそうです。
尚、GDPベースでは第4四半期最初の数値ですので重要になります。7月が好数値でしたので、
予想通りなら4Qは前期比▼1.6%でのスタートになります。

オーストラリア 10月小売売上高の予想

(12月3日12時現在:サンプル少なくレンジがありませんでしたので、予想数値は再度ご確認願います。)

小売売上高

小売売上高

2018年12月を100にしたもの(3月高値を上限にして赤い線、2月を高値にして緑の線を記載しています。今回予想は青矢印)

下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。豪ドルが強い状態を継続させていますが、上値の抵抗ポイントにきています。
ラインA(=0.7320)のサポートと、そこから平行に上げたB(=0.7430)で綺麗な短期豪ドル高トレンドを形成しています。昨日の終値はダブルトップのC(=0.7415)で綺麗に止まり、今日も0.7419の高値までトライしているものの、現在のスポットは0.7407〜08付近ですので、まだこの抵抗線が守られています。仮に越えてもBが待ち構えていますので、突き抜けていけるのかを確認したいと思います。今日以降の終値で0.7450以上が欲しいところです。逆にもし調整入りなら、サポートD(=0.7355)辺りが最初の押し目になりそうです。予想通りになった時の小売売上高の評価がポイントになりそうです。

小売売上高 2枚目の画像

(2020年12月3日14:20、1豪ドル=0.7408米ドル)

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