ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の予想(20/12/1)

2020年12月1日19時00分に発表予定です。

ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の予想(20/12/1)

ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の予想

本日、ユーロ圏の11月消費者物価指数(HICP)速報値が発表されます。来週10日(木曜日)にはECBの政策金利に関する会合が行われ、市場は追加緩和も見込んでいる模様なので、第4四半期2回目の物価数値として、予想を下回る数値になると、追加緩和期待が高まる可能性があります。

ユーロ圏HICP

ユーロ圏HICP

2020年12月1日10時現在予想

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

(黒い線より右側は今回の予想値、赤はゼロ、緑はECBインフレ目標値上限2%)



前回は予想通りの結果になりました。但し、HICPもコアも0%を挟んで推移しており、特に全体のHICPは今回予想通りなら4ヶ月連続のマイナスになります。またエコノミスト予想レンジでもプラスはありません。
そして中銀の物価指標であるコアも3ヶ月連続の0.2%なので、まさしくデフレの真っ只中にいるようです。9月時点のECB先行き見通しでは2020年が0.3%ですので、このままではECB見通し以下になります。

尚、本日発表予定の欧州圏経済指標でドイツの失業率を添付いたします。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移 2枚目の画像

2020年12月1日10時現在予想

下図はユーロドルの日足チャートを添付しています。11月初旬のユーロ高トレンドのラインA(=1.1830)と、その地点から平行に上げたB(=1.2030)のレンジで推移していますが、昨日は9月1日高値Cの1.2011と綺麗なダブルトップを形成しています。そして昨日の日足だけ見ると、上ヒゲ長いカブセの陰線になっているので、今日以降は最低でも寄り値の1.1972を越えて終わらないと、ユーロ高からの調整リスクが残ります。この場合は最初の目安としてD(=1915)がポイントになります。ここを切ると、Aまでの下押し余地が広がりそうです。
今日のインフレ指標に始まり、来週のECB金融政策までにはCを上抜けるか、Aを破るかを注目しています。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移 3枚目の画像

(12月1日11:15 1ユーロ=1.1950ドル)

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