ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)の予想(20/10/2)

2020年10月2日18時00分に発表予定です。

ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)の予想(20/10/2)

ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)の予想

本日、ユーロ圏の9月消費者物価指数(HICP)速報値が発表されます。前回は予想を大きく下回る数値となり、特に全体では前年比で▼0.2%とマイナスのインフレ(下図の赤い線のゼロ以下)になっています。9月予想もHICP全体で▼0.2%、コアで0.4%となっています。後者はECBのインフレ目標指標であり、7月時点のECB見通しでは3Qが0.8%でしたので、それよりも大きく下がっており、ECBにとってはあまり芳しいものではありません。(10月29日にECBの政策金利が発表される予定です。)
ユーロドルは前回のHICP発表日の9月1日に高値を付けてから反落しており(チャート御参照願います)、今回も予想以下で、かつレンジ下限に近付く数値になると相場への影響が出る可能性あります。ただ、3時間半後に米国の雇用統計が控えているので、HICP時には大きな反応が出難いかもしれませんが、予想を上回る米雇用統計が出た場合には要注意となりそうです。

ユーロ圏HICP

ユーロ圏HICP

2020年10月2日9時現在予想

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

(黒い線より右側は今回の予想値、赤はゼロ、緑はECBインフレ目標値上限2%)

(注:HICPはECBのインフレ目標値としている数値で、Harmonized Indices of Consumer Pricesの略で、ユーロ加盟国ごとに作成されたものを、ユーロ圏全体として集計されたものです)

下図はユーロドルの日足です。9月1日高値からのラインA(=1.1805)と、それから平行に下したラインB(=1.1570)のユーロ安トレンド内で戻り高を試している状況です。このトレンド内のC(=1.1612)が横サポートになっています。
もしCとBを切った場合にはラインD(=1.1360)方向に流れ易く、この間の1.1520、1.1450〜60、1.1370に各サポートがあります。
一方で、ユーロ高の流れを回復するは今日以降の終値で1.1810以上になることが必要です。週足では1.1850にも抵抗線があるので、確実を期すには今日の終値で1.1855以上が求められます。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移 2枚目の画像

(10月2日10:15 1ユーロ=1.1735ドル)

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