9月NY連銀製造業景況指数の予想
本日、9月NY連銀製造業景況指数が発表されます。前回8月は予想を大きく下回る3.7(予想15.0)でしたが、プラスを維持しました。今回の予想は6.8となっており、まだアフターコロナの回復基調を保っている様です。但し、3ヶ月移動平均線は9.23、今回予想が6.8ですので、移動平均線を下回り先行き楽観とは言えない感じです。また、予想レンジもマイナスはありませんが、もしマイナス数値が出た場合には、注意が必要になりそうです。
今週はこの指標の他、鉱工業生産指数や設備稼働率、明日には重要なFOMCの結果、8月小売売上高、住宅着工件数など含めて第3四半期の重要な指標が発表予定されています。
(今回発表予想)2020年9月15日10時現在予想
@ NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
黒の矢印は今回予想、赤はゼロ
今回は7月の17.2を高値にして改善傾向が頭打ちになったのか、単なる踊り場なのかを注目したいと思います。
A ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は9月予想値を加味した移動平均線)
上図AはISM製造業景況指数(ISM)とNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線を比較しています。NYがボラタイルなので移動平均線にしています。
ISMの50とNYの0を目盛り合わせており、ほぼ両者は相関しています。ISMの方が約半月遅れで発表されますが、8月ISMが56、NYが9月までの平均で9.23となっており、このチャートを見るとNYの9月は予想通りの数値に収まりそうです。
もし、今日のNYが大きく落ち込んだり、逆に上昇した場合は10月1日発表の9月ISMも追随する動きが予想されます。
下図はドル円の日足チャートです。先週金曜日の消費者物価時に添付させて頂いた週足ではまだ105円00銭〜106円70銭レンジの収斂は変わりませんが、今日は日足でどの辺りの位置にいるか確認します。
昨日の105円73銭のNY終値でこれまでの3角保合いであるA(=106円70銭)とB(=105円73銭)は下ヒゲだけ抜け実態はサポートされました。従いましてまだ騙しの範囲内にいます。今日以降のNY終値で105円70銭未満かを確認します。もし下抜けるとラインD(=105円35銭)が視界に入ってきます。またDの起点が105円10銭ですので、ここも横サポートになります。もし105円を切ると、Aから平行線に下したドル安トレンドラインのE(=104円70銭)が次のポイントになりそうです。仮にEまで行くと、週足で105円サポートが切れてしまいますので、ドル下落リスクが大きくなります。
一方で、上値は8営業前高値からの抵抗線C(=106円35銭)がAトライ前の抵抗線となっています。日足もかなり煮詰まってきていると思います。
(2020年9月15日13:00、1ドル=105円69銭)
オーダー/ポジション状況
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