ユーロドル堅調推移後欧州時間に急反落
〇ユーロドル日中堅調推移後、欧州時間に入って下落
〇欧州序盤の株価の反落によりドル買いが優勢に
〇全般的には方向感の出ないまま、もみ合い継続
〇2日目のパウエル議長議会証言はサプライズなしと思われるが一応注意
17日の東京市場でユーロドルは堅調推移。朝方は1.12台後半で堅調推移、夕刻にかけて1.1294まで上伸しました。しかし17:00以降に欧州株、米株先物が伸び悩み、下げに転じると急落し一時昨日の安値を下回る1.1225まで下げ幅を広げた後東京時間19:00現在は1.1230レベルで取引されています。
昨晩は米国時間序盤に発表された米小売売上高が予想外の改善を見せたことでドル買いが強まり日中1.13台前半で推移していたユーロドルは1.13を割り込みました。その後、パウエルFRB議長が議会証言での景気先行きに慎重姿勢を示したことで今度はリスク回避のドル買いを誘発したことで、ユーロドルはもう一段下落、いったん1.1228まで下値を広げました。その後やや持ち直してアジア時間につなぎましたが、再度下値を試す動きとなっています。
テクニカルにはユーロドルは今週に入ってやや方向感をなくし横ばい推移となっています。昨晩の下落で転換線を下抜けていますが、1.1165レベルを上昇中の21日線はじめ主要なサポートラインは未だはるか下方にあり、明確な方向感が出るには至っていません。
序盤の欧州主要株価指数はまちまち、本日この後は21:30の米住宅着工件数、23:30には米週間原油在庫の発表があります。なお25:00に昨日に続き、パウエルFRB議長の議会証言(本日は下院)が予定されており、初日と大きく異なる内容の証言は考えにくいとは思われますが、昨日はネガティブ発言で株が下落していますので、一応要注意です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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