N$シカゴポジション(2020年6月2日現在)

NZドルポジションは2週前に続き小幅ながらネットショートを縮小しました。

N$シカゴポジション(2020年6月2日現在)

シカゴポジション(CME)233

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)233

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年6月2日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

NZドルポジションは2週前に続き小幅ながらネットショートを縮小しました。ネットショートは2,100枚減で、内訳はロングを2100枚増、ショートは変わらずとなっていますので、ポジション膨らませてのショートカバーです。ネットは12,900枚をキープしています。チャートを見ると、先々週に赤いNZドル安トレンドラインの下限を上抜き、先週はNZドルの大幅高になりました。先週だけで340ピップスのNZドル高です。まだ0.6060〜0.66米ドルのNZドル安トレンド内にいますが、昨年10月1日締日の終値0.6243米ドルの黒の横線は上抜きました。現在の相場は上記トレンドライン上限の0.66米ドルに近い水準ですので、やはり明日のシカゴの締日はこの上値が意識されると思います。

実際の相場は、まだ0.6000〜0.6870米ドルの大きなNZドル安トレンドライン内で戻り高を試している最中です。このレンジ内に0.6640〜50米ドルの抵抗線が控えているので、ここを越えないと、0.6870米ドルトライは一度先延ばしになります。現状では0.6590〜0.66、0.6640〜50米ドルの順に抵抗線があります。下値は0.6440米ドルにサポートがあり、ここを切れると5月中旬を底値起点としたサポート0.6320〜30までの下押しになりそうです。もしこのサポートも切ってしまうと、今回のNZドル上げが一度終了します。豪ドルの0.6760米ドルサポートも念頭に入れて置き、一方が切れれば残りも下抜けし易くなりそうです。

シカゴポジション(CME)233 2枚目の画像

(1NZドル=0.6515米ドル、6月8日14:15)

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