ユーロドル反落 過熱気味のリスクオン相場に翳り
4日の東京市場でユーロドルは反落。昨晩株価の上昇が続いたNY市場で1.1257の直近高値をつけましたが、その後は下落に転じ、東京時間終盤に1.12を割り込みました。東京時間20:00現在は1.1200挟みの展開です。
本日東京市場オープン前に米株先物、日経平均先物が反落に転じ、日中ほぼ一方向で下落したことからセンチメントが悪化しました。日経平均自体は前日比でかろうじてプラスで終了していますが、高値寄りした株価は日中ほぼ軟調推移といってよい状況でハンセン、上海指数も前日比プラス、マイナスを行き来するなど全般的には連日の株高にやや翳りがみられる状況です。
昨晩米ADP雇用統計が予想外の改善を見せたことにより上げが加速した株式市場でしたが、「本番」の米雇用統計を控え警戒感も広がっているものと考えられます。
ユーロに関しては本日ECB理事会が開催され、ユーロスタッフの経済見通しも発表される予定となっているためいっそう慎重にならざるを得ない状況です。
テクニカルには1.12を維持している現状では前日と変わらず、ユーロ高地合いを維持。また、本日21日移動平均線が90日移動平均線をゴールデンクロスしそうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安、今晩この後20:45にECB政策金利発表、21:30にラガルド総裁の記者会見、および米4月貿易収支、新規失業保険申請数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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