オーストラリア 4月小売売上高の予想
(6月4日8時30分現在)
本日、豪州の4月小売売上高が発表されます。昨日発表のGDPでは家計消費が大幅なマイナスでGDP悪化の1要因になっていましたが、3月の小売売上高は8.5%となり、予想を若干上回る好結果になりました。今回4月は一転して大幅マイナスになります。今回だけみればかなり悪いですが、オセアニア地区のコロナウィルスは終息方向にいってますので、来月以降の数値を均してみた方が良いかと思います。
一方、豪ドル米ドル相場は一本調子に上げているので、予想を上回る悪化になれば、持ち高調整の売り材料にされ易くなると思います。但し、予想レンジの最下限は▼18%ですので、ほとんどエコノミストが▼17%以上の悪化予想です。▼19%以上になれば要注意です。
尚、下図はご参考程度で、コロナウィルスの影響により流れは参考になりません。▼17.9%のインパクトだけご覧ください。
小売売上高
(2020年4月予想値加味、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、)
尚、同時刻に4月貿易収支が発表されます。予想は以下です。
(6月4日8時30分現在)
下図は豪ドル米ドルの日足チャートで、昨日の1Q・GDP結果内のチャートの続きです。昨日は陽線ながら十字線に近く、若干気迷いとなり、上げ一服となりました。
上下のポイントである、A(=0.6600)、B(=0.6960)、C(=0.7025)です。昨日の高値が0.6980付近でしたので、ほぼBで止まりました。今日の小売売上高と貿易収支でどの様な結果になるか注目します。
目先は昨日の寄り値が0.6892でしたので、0.6890〜0.69がサポートポイントになり、きればC(=0.6835)が次の目途で、トレンド内の豪ドル上げサポートFとほぼ同じ水準になります。尚C越えの場合は0.7080、0.7200に次の抵抗線が控えています。
(2020年6月4日9:30、1豪ドル=0.6905米ドル)
オーダー/ポジション状況
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