3. ユーロドル堅調　夕刻1.1150に到達(6/1夕)

ユーロドル堅調　夕刻1.1150に到達(6/1夕)

1日の東京市場でユーロドルは堅調推移。

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ユーロドル堅調　夕刻1.1150に到達(6/1夕)

ユーロドル堅調　夕刻1.1150に到達

〇東京時間にユーロドルは1.1154まで、ユーロ円は119.98まで上値を伸ばす
〇夕刻、独、ユーロ圏製造業PMI確報軟化と中国の米農産物一部輸入停止報道で反落
〇テクニカルにはユーロドルはフィボナッチ61.8%1.1167に接近
〇米中貿易関続報、5月ISM製造業指数等米指標に注目

1日の東京市場でユーロドルは堅調推移。早朝は1.1100を割り込む場面もありましたが、東京時間に入ってからは米株先物の反発につれ、ほぼ一方向で上昇。夕刻欧州勢参入後に、先週末の海外高値1.1145を抜けて一段高となり、一時1.1154の高値を付けた後米株先物の反落にやや値を戻し、東京時間18:00現在は1.1140レベルでの取引です。ユーロ円も午前中に119.98まで上値を伸ばしましたが120円の大台を手前に反落、119.60レベルで取引されています。

夕刻の株価反落はブルームバーグが伝えた「中国が米国からの一部農産物の輸入を停止する」との報道が一因、先週末トランプ大統領が香港の国家安全法をめぐる記者会見で貿易面での具体的制裁を口にせず安堵感が広がっていた市場に冷や水を浴びせた形となっており、続報が注目されます。また、夕刻発表された5月のドイツ、ユーロ圏の製造業PMIは速報からやや悪化したこともユーロの頭を抑えました。

テクニカルにはユーロドルは、先週末からは完全に一目均衡表の「雲」の上に出て推移。3/9WHOのパンデミック宣言が出る前のユーロドル高値1.1495から、3/23FRBが無制限資金供給を表明し、市場が沈静化に向かう直前の3/23安値1.0636までの下落の61.8%戻し1.1167を目指す動きです。序盤の欧州株価指数先物はまちまち。
今晩この後は22:45に米5月製造業PMI確報、23:00に4月の米建設業支出と5月のISM製造業景況指数の発表が予定されています。

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