ユーロドル東京時間に高値更新、反落後も堅調推移(5/28夕)

28日の東京市場でユーロドルは1.10台中心の動き。

ユーロドル東京時間に高値更新、反落後も堅調推移(5/28夕)

ユーロドル東京時間に高値更新、反落後も堅調推移

〇ユーロドルは東京時間に直近高値を更新、1.1035をつける。
〇その後反落するも1.10台は維持し堅調推移
〇最近のユーロ高は株価上昇を背景としたもの
〇その株価は期待先行の薄氷を踏む状況であり、ユーロのここからの続伸も株価次第か
〇中国は全人代を終了、香港「国家安全法」の制定方針を採択
〇中国李首相の会見は当たり障りなく欧州株価はとりあえず堅調維持

28日の東京市場でユーロドルは1.10台中心の動き。昨晩は欧州序盤にEUによる7,500億ユーロ規模の域内復興支援パッケージの提案が伝えられ、1.1030の高値をつけたものの、米中対立激化懸念や、外出制限下での閣僚の行動に端を発した英国の政局不安によるポンド安等から反落。ユーロドルは深夜には1.09台半ばに下押ししましたが、その後徐々に値を戻し、再び1.10で東京時間を迎えました。東京時間に入ってからも日経平均、米株先物等が堅調で、ドルが売られる展開となり、午前中には一時昨晩高値を上回る1.1035の高値をつけました。
その後は中国の全人代終了と香港の「国家安全法」制定方針採択にやや値動きが不安定となり東京時間19:00現在は1.1010レベルの取引です。

テクニカルにはユーロドルは昨晩の上昇で一時本日1.1012レベルの200日移動平均線を上抜け、ユーロ高地合いとなりつつあります。目先は1.1065を目指す動きですが、このユーロ高が、株式市場の回復に伴うユーロ買いドル売りを背景としたものだけに、ユーロドルがこの先上値を伸ばせるかはコロナからの復興期待の株高がどこまで続くか次第です。

先ほど終了した全人代終了後の李首相の記者会見では、米中関係について協力推進を呼びかける型通りの穏当なものでしたが、本日中国が香港の「国家安全法」制定方針を決定したことで、米国の香港の最恵国待遇に変更が加えられることは必至の情勢であり、これがスパイラル的な米中関係悪化に発展しないか注意深く見守る必要がありそうです。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね上昇、今晩この後は21:00に独5月CPI速報、21:30に米耐久財受注、1QGDP、個人消費、新規失業保険申請件数、23:00に中古住宅販売と経済指標は盛りだくさんです。

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ユーロドル日足

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