ユーロドル高値圏で小動き
〇ユーロドル1.09台の堅調を維持
〇独仏の欧州復興基金提案は昨晩もユーロ買いの材料に
〇テクニカルには一旦三角持ち合いに回帰するも再び上放れを試すか
〇明朝の4/29FOMC議事録に注目
20日の東京市場でユーロドルは堅調推移。朝方の1.0920近辺から徐々に値を上げ日中は1.094台の狭いレンジで高止まり。夕刻欧州勢参入後に一時1.0960の高値をつけたものの、昨晩海外時間の高値1.0976には達せずに小幅反落して、東京時間18:00現在は1.0940-45レベルでの取引です。18:00に発表された4月の欧州圏の4月の消費者物価指数確報は速報より悪化、年率+0.3%となりましたが、ユーロドル相場に影響はありませんでした。
昨晩海外市場では、前日からの独仏のEU復興基金案を受けたユーロ買いが継続、一時上記の高値1.0976をつけました。しかし、基金設立には財政規律から反対の立場の国もあることから設立までには紆余曲折あることも意識され、ユーロはやや失速気味です。
テクニカルにはユーロドルは海外時間終盤の下げで一旦は三角持ち合いの中に戻ったものの、本日の動きで再びトレンドラインを上抜け、本日トレンドラインと同値1.0941の一目均衡表の「雲」下限や、1.0950に位置する90日移動平均線と絡む動きとなっています。
本日も海外時間に上値を試し、このレベルを上放れて1.1015に位置する200日移動平均を目指す動きとなるか注目されます。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね軟調推移。今晩この後は23:00に欧州圏の消費者信頼感指数、23:30に米国原油在庫、そして27:00に4/29開催分のFOMC議事要旨が公表予定です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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