5月NY連銀製造業景況指数の予想(2020/5/15)

日本時間2020年5月15日21時30分に発表予定です。

5月NY連銀製造業景況指数の予想(2020/5/15)

5月NY連銀製造業景況指数の予想

本日、5月NY連銀製造業景況指数が4月小売売上高と同時刻に発表されます。前回4月はコロナウィルスの影響により予想を大きく下回る結果となりました。5月は4月よりも改善予想ですが、連続して非常に悪い数値です。仮に予想通りの結果が出たら、改善と取るか、2ヶ月連続でとんでもない数値と取るか、小売売上高と合わせて注目します。

5月NY連銀製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2020年5月15日12時現在予想

4月のNY連銀製造業景況指数は予想マイナス値の倍以上となる▼78で、5月も▼60予想になっています。レンジは上限の▼39よりもよければ素直に株買いやドル買いに反応しそうですが、絶対値がマイナスですので、手放しの買いにはなり難いと思います。逆に▼80方向ですと、株売り・ドル売りに繋がり易くなりそうです。
そして、コロナウィルスの終息が長引けば長引くほど、このマイナス数値が数ヶ月続くことも想定する必要がありそうです。

5月NY連銀製造業景況指数の予想 2枚目の画像

NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)、黒の矢印は今回予想

5月NY連銀製造業景況指数の予想 3枚目の画像

ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は5月予想値を加味した移動平均線)

上図はISM製造業景況指数(ISM)とNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線を比較しています。NYがボラタイルなので移動平均線にしています。
ISMの50とNYの0を目盛り合わせており、両者はほぼ相関しています。また、右にある矢印横線の青はISM(4月41.5)、オレンジはNY(4月▼28.93)でほぼ同じ水準でした。今回先行するNYが予想通りの結果になると、移動平均線は▼53.23となり、それに相当する5月のISMは25割れになってしまいます。そこまでISMが悪い数値になるか、それとも今日のNYが予想を上回るか注目します。

5月NY連銀製造業景況指数の予想 4枚目の画像

ユーロドル円日足

上図はユーロドル円の日足チャートです。中長期のユーロ安トレンドは変わっていません。短期的には3月中旬からはA(=1.0970)とB(=1.0770)の3角保合い収斂中で、その中でもサポートのBには何回かあたり止まっています。上値はこのレンジ内のC(=1.0900)が目先の抵抗線になっており、短期的には1.0770〜1.0900レンジに収まっています。もし3角保合いの下限を抜いた場合はDの1.0730が次にサポートになり、次いで3月下旬の底値1.0638のダブルボトムがポイントになります。
(2020年5月15日13:30、1ユーロ=1.0806ドル)

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