オーストラリアの11月貿易収支の予想(20/1/8)

日本時間2020年1月9日朝9時30分の発表を予定しています。

オーストラリアの11月貿易収支の予想(20/1/8)

オーストラリアの11月貿易収支の予想

オーストラリアの11月貿易収支の予想

(今回発表予想)1月8日11時現在

前回10月は予想を大きく下回る数値になりました。
2017年末からの黒字拡大基調の流れは一度終わったと思われます。

下のチャートをみると今回予想は2016年12月の黒字ピークを横に引いた青い線からも下回る予想になっています。今後は何処で下げ止まるかが注目されます。その意味で例年11月(○印)はあまり芳しい結果ではないですが、いままでは12月以降から黒字を増やしていく流れになっているので、次回以降の数値は重要になります。

オーストラリアの11月貿易収支の予想 2枚目の画像

過去の推移と3ヶ月移動平均
(2019年10月現在:○印は各年11月、黒線右側は今回11月予想値、緑はゼロ)

さて、GDPベースでは2018年4Qが月平均+30.74億豪ドル、2019年1Qが同+49.29億豪ドル、2Qが同+61.78億豪ドル、3Qが同+69.40億豪ドルです。今回予想通りになると4Qは43.01億豪ドルですので、前年比では40%増と比較的大きな伸びですが、前期比ではついに▼38.0%になります。ストックではまだ黒字を計上していますが、フローでは貿易収支部門がGDPの足を引っ張ることになります。

豪ドル対米ドルの相場は、昨日発表された米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことから米ドルが堅調になり、豪ドルは目先の短期豪ドル高トレンド下限の0.6915米ドルサポートを割りました。更に今朝がた、イランがイラク領内の米軍基地をミサイル攻撃との報に、世界経済の先行き懸念から金・原油以外の資源通貨が全面的に売られ、0.6850米ドルの底値を付けています。
これで、10月初旬底値からの豪ドル高トレンド0.6800〜0.7050米ドルの下限狙いになっています。
万一0.6800〜10米ドルを割って終わると、短期の豪ドル高トレンドは終了し、相場は0.6750、0.6660〜70米ドルの底値確認の動きになります。逆に維持できれば、0.6920、0.6950米ドルの抵抗線を再度試せる流れに戻り、後者抜けでは一段の上値トライになりそうです。
(1月8日12:40、1豪ドル=0.6870米ドル)

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