米10月の小売売上高予想
(今回予想2019年11月15日10時現在)
本日、米国の10月小売売上高が発表されます。
前回9月の米国小売売上高は予想(+0.3%)を大きく下回る▼0.3%となりました。自動車を除いた数値も▼0.1%で、必ずしも自動車販売のみが足を引っ張った訳ではありません。今回(10月)は9月から反発し+0.2%予想になっていますが、前月の悪い数値をベースとしていますので、回復の度合いは弱いままです。下のチャートを見ても年央にかけては回復していましたが、再び昨年末の低水準に戻る気配です。
製造業が悪化している現状で今回、予想以下の数値が出た場合、GDPの6割を占める消費の低迷は先行きのGDPに大きな影響を与えそうです。
今月22日がクリスマス商戦開始のブラック・フライデーになりますので、25日には速報がでます。この数値と合わせて今回の数値を見ておく必要がありそうです。
米小売売上高(前月比ベースと6ヶ月移動平均線、赤い線はゼロ、黒い線より右は今回予想)
尚、アトランタ連銀GDPナウは11月8日現在で第4四半期+1.0%の伸び予想になっています。ブルーチップは+1.8%(10月25日現在)になっており、最近の経済指標は悪化していることになります。また、GDPナウは今日アップデートされますので、本日発表される多くの指標が加味されることになります。
ユーロドルの相場は、13日の消費者物価指数の中で書いたコメントとほとんど変わっていません。依然として1.0990〜1.1010米ドルのサポートを守りきっていますが、反発力もなくユーロは弱い状態となっています。
もしこのサポートを切れると1.0950、1.0920米ドル方向を狙うう形になります。上値は1.1070〜80米ドルの抵抗線が強く、1.1100米ドルに乗せてくれば、3回目の1.1170〜80米ドルトライになります。
今日は多くの経済指標が発表予定になっていますが、ドル買いでも売りでも1方向に指標が揃うと来週以降の流れが出てきそうです。
(2019年11月15日13:30、1ドル=108円58銭、1ユーロ=1.1026ドル)
オーダー/ポジション状況
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