ニュージーランド 2019年第3・四半期失業率結果(19/11/6)

本日朝方、NZの第3四半期失業率が発表され、結果は概ね予想通りになりました。就業者数の伸びは2Qが下方修正されており、この分を勘案すると予想以下となっています。

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ニュージーランド 2019年第3・四半期失業率結果(19/11/6)

ニュージーランド2019年第3・四半期失業率結果

本日朝方、NZの第3四半期失業率が発表され、結果は概ね予想通りになりました。就業者数の伸びは2Qが下方修正されており、この分を勘案すると予想以下となっています。失業率は2Q:3.9%⇒2Q:4.2%になり、前期より悪化しました。前期(2Q)は2008年6月末期以来の最低水準でリーマンショック時まで戻していました。下図チャートを見るとトレンドとしての改善傾向は続いています。

また、労働コスト指数の賃金率(公・民間全て)は、調整済で前年同期比+2.4%で2Qの+2.1%から上昇しました。2008年6月(リーマンショック前)の+3.6%よりは低いですが、2014年9月の+1.4%よりは改善しています。労働参加率は70.4%となり、前期と同じでした。
全般的には悪い数値ではありません。
来週13日(水曜日)にNZ中銀の金融政策が予定されています。雇用と賃金に関する内容に留意します。

ニュージーランド2019年第3・四半期失業率結果

NZの失業率

ニュージーランド2019年第3・四半期失業率結果 2枚目の画像

NZ失業率推移(青:季節調整済数値、黄:トレンド)
(出所:NZ統計局)

NZドル/米ドルは発表前1NZドル=0.6388米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.6369〜70米ドルまで約20ピップス程度NZドルが売られました。その後もほぼ同水準での値動きが続いています。この0.6370米ドル付近には短期的なNZドル上げのサポートがあります。このまま横流れすると時間経過で下抜くことになりますが、抜けた場合には0.6280〜90米ドルのサポートを試す流れに入りそうです。
上値は0.6440〜45米ドルの抵抗線が重要で、ここを上抜けた場合はNZドルの上値余地が広がってきます。(11月6日13:30、1NZドル=0.6375米ドル)

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