アメリカの9月貿易収支の予想(19/11/5)

日本時間2019年11月5日22時半発表予定です。

アメリカの9月貿易収支の予想(19/11/5)

アメリカ9月貿易収支予想

アメリカ9月貿易収支予想

(今回予想:2019年11月5日14:00現在)

アメリカ9月貿易収支予想 2枚目の画像

8月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)

灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:財とサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日

本日22時半に米国9月貿易収支が発表されます。
上図で▼500億米ドルに引いた黄色の横線を見ると、2018年央から赤字幅が拡大していましたが、今年の年央から減少傾向を辿っています。500億ドルを割ってくると米国消費の減少や世界貿易縮小の可能性も出てきます。また、対中の貿易赤字も2019年に入ってからは横這い続けており、赤字幅が▼300億ドルを越える月が無くなっています。少なくとも米中の貿易取引は縮小していると思われます。

一方、下図は中国の9月までの貿易収支推移です。6月(509億8000万ドル)を黒字のピークにして7月(450億6000万ドル)・8月(348億4000万ドル)と黒字額が減少していましたが、9月は持ち直し396億5000万ドルでした。しかしながら、年初からの9ヶ月間で、対米向け輸出は前年同期比10.7%減、米国からの輸入は26.4%減となっており、米中間の貿易に関しては縮小を辿っています。

アメリカ9月貿易収支予想 3枚目の画像

尚、本日の日本時間真夜中(12時)に米10月ISM非製造業景況指数の発表があります。
9月実績:52.6  ⇒  10月予想:53.5 (レンジは52.0〜55.0)になっています。 

ドル円相場は依然として107円80銭〜109円35銭のアセンディングトライアングルの収斂中です。この間の108円10銭にサポートが出来ています。
上値は108円90銭、109円30銭〜40銭の抵抗線で、109円50銭を越えて終わるとドルは一段高狙いとなり、109円90銭、110円20銭〜30銭の抵抗線が見えてきます。逆に107円60銭未満になると、107円40銭、107円00銭〜10銭にサポートがあります。短期的にはドル高地合いを継続しています。
(11月5日15:00、1ドル=108円78銭)

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