オーストラリアドル週報(2019年8月第3週)

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル弱気。中期的な下値抵抗ポイントには到達。

オーストラリアドル週報(2019年8月第3週)

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル弱気。中期的な下値抵抗ポイントには到達。

8/15に発表されたオーストラリア7月の雇用統計で、失業率は5.2%と市場予想通りでしたが、雇用者数は+4.11万人と市場予想の+1.1万人を大幅に上回る好数値となりました。また、内訳もフルタイムの雇用者数が+3.45万人と増加の大部分を占め、雇用市場が引き続き力強いことを示しています。為替市場はこれを好感して対ドル、対円で豪ドル買いが優勢となりましたが、前日の海外市場で米10年債と2年債の利回りが逆転、景気先行きへの懸念から米株式相場が急落したことから、積極的な買い戻しにも繋がっていません。為替市場はアメリカの金融政策や株価動向を注視する展開となっています。

チャートを見ると、日足は上値を切り下げる流れを変えておらず、短期トレンドが弱い状態に変わりありませんが、70〜72円ゾーンには本来中・長期的な下値抵抗が厚いポイントであることから、レンジ内で低位揉み合いとなる可能性があります。但し、短・中期ともにトレンドが非常に弱い状態にあるため下値リスクが高い状態は変わりません。また、70円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。
短期トレンドは73円台に戻さない限り下値リスクが軽減されません。日足の上値抵抗は71.90-00、72.50-60、73.00-10に、下値抵抗は71.00-10、70.60-70、70.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は73.77、76.62、77.88に位置しており、短・中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方週足は、3週連続陰線引けとなり強い豪ドル下げトレンドから抜け出せない状態です。一方で70〜72円台には中・長期的に見た強い下値抵抗が散在しており、一旦は止まるポイントですが、74円割れから新たな下落トレンド入りしており、下げ渋りの傾向は見られても74.50超えで越週するまでは一段の下落リスクにより警戒する必要があります。また、70円割れで越週した場合は68円方向への新たな下落リスクが生じます。今週の週足の上値抵抗は、72.50-60、73.00-10に、下値抵抗は71.00-10、70.10-20にあります。31週、62週移動平均線は76.89と78.92に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル弱気。中期的な下値抵抗ポイントには到達。

豪ドル/円【週足】:8/14現在31週移動平均線は76.89に、62週線は78.92にあり、これらを大きく下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る