ユーロドル 横這い後にやや水準を下げる
7日の東京市場でユーロドルは1.12近辺での取引。東京時間15:00ごろまでは1.1200-20の狭いレンジで取引されましたが、1.1200を割り込むことはありませんでした。しかし、夕刻欧州勢参入後はややユーロ売りが優勢となり、東京時間17:00現在は1.1191レベルで取引されています。
15:00に発表された6月のドイツの鉱工業生産指数は前月、事前予想を大幅に下回り、前月比でも前年比でもマイナスの結果。欧州の産業不振を裏づける形となりました。
昨日の海外時間に米主要株価指数が前日比でプラスに転じたことでパニック的な金融市場のリスク回避は一段落、市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただ、米長期金利は10年物国債利回りが日中再び1.70%を割り込むなど、引き続き低水準で、市場の根強い先行き不透明感を反映した形となっています。
テクニカルにはユーロドルは乱高下の後、21日移動平均線(1.1186レベル)と90日移動平均線(1.1225レベル)の間に本日はすっぽりおさまって、居心地が悪くもない水準。一旦この水準近辺で、米中の動きと米長期金利動向をうかがいながらの方向感模索が続きそうです。
序盤の欧州株価指数先物は米株価の反転にほぼ全面高。今晩この後は20:00に米MBA住宅ローン申請指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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