ユーロドル強含み 米10年物国債利回りは1.74%台まで低下(8/5夕)

週明けの東京市場でユーロドルは強含み。

ユーロドル強含み 米10年物国債利回りは1.74%台まで低下(8/5夕)

ユーロドル強含み 米10年物国債利回りは1.74%台まで低下

週明けの東京市場でユーロドルは強含み。先週末2日海外時間以降はほぼ米長期金利の下落に沿った形でドル売りユーロ買いが進行し、海外時間終盤に1.1100を回復した後は1.11台での推移が続いています。
更に本日は夕刻にかけて米長期金利が1.80%を割り込むとユーロドルでのドル売りが再び強まり東京時間18:30現在は1.1145-50レベルでの取引です。尚、米10年物国債利回りは18時過ぎに一時1.74%台をつけて16年11月以来の低水準で推移しています。

先週末は、東京時間中にホワイトハウスが同日EUとの貿易に関する発表を行うこと公表、対中の追加関税実施が表明された直後だけに、EUに対しても何らかの貿易関係悪化材料が発表されるとの懸念が当初はあり、ユーロドルは一時値を下げる動きとなりました。しかし、ふたを開けてみればEUが米国産牛肉に対し2.2億ドル相当の無関税枠を設け、7年後には4.2億ドルに拡大することで合意したとの内容。米国もEUに1.5億ドルの枠を設定することとなるものの、トランプ大統領はこれを「米国畜産農家とEUの消費者にとっての大勝利」と自画自賛しました。ただ、事前にEUのWTOでの合意受け入れが伝わっていたこともあり為替相場は反応薄でした。

テクニカルにはユーロドルは、本日の上昇で転換線を上抜けて、1.1185近辺を下降する21日移動平均線を窺う動きです。
ユーロ自体に好材料はなくユーロドルも相対的な経済の弱さからは中期の下降トレンドに変化はないものと思われますが、トランプ発言以降市場がやや混乱状態で危険避難的な米債の買いで他の債券に比べて上昇が大きい分、米長期金利の急低下からの他通貨の長期金利との差の縮小を通じ、た主要通貨に対するドル売りが目立ちます。

序盤の欧州株価指数先物は世界株価連鎖安が続きほぼ全面安。
この後22:45に米サービス業PMI、23:00にはISM非製造業指数の発表があります。

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ユーロドル日足

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