オーストラリア 6月小売売上高予想値(19/8/1)

発表は8月2日の日本時間10時30分を予定しています。

オーストラリア 6月小売売上高予想値(19/8/1)

オーストラリア 6月小売売上高予想

オーストラリア 6月小売売上高予想

(8月1日13時30分現在)

明朝10時30分に豪州の6月小売売上高が発表されます。5月は予想+0.2%に対し結果は+0.1%となり下回りました。今回は前月より改善予想になっており、この分を加味した下図チャートを見ると、やっと移動平均線が上向きになります。

オーストラリア 6月小売売上高予想 2枚目の画像

小売売上高
(2019年5月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、黒い線より右は2019年6月予想値を加味)青の○印は各年6月の数値です。

また今回の数値で第2四半期の消費が出揃います。2019年第1四半期平均が+0.3%、第2四半期が今回の予想値入れて+0.1%ですので、予想通りの結果ならGDPには僅かなプラス要因しかなりません。
豪州中銀も2019年1QのGDPが年率1.8%と非常に低かったことをコメントしていますが、第2四半期も低調なら、来週の金融政策での追加利下げの市場気運が高まりそうです。

豪ドル米ドルの相場は、豪ドル弱いまま0.6830米ドルサポートまでの下値を見ています。ここは6月中旬の底値と丁度ダブルボトムです。もしここを切ってしまうと、0.6780〜0.7050米ドルレンジにある豪ドル安トレンドラインの下限狙いになります。

来週火曜日には豪州中銀の金融政策が予定されており、市場は3連続の利下げ観測による豪ドル売りになっているので、もし明日の小売売上高がマイナスの数値にでもなると、一気にここまで攻める可能性が出てきます。上値は0.6870、0.6890〜0.69米ドルに抵抗線があり、後者を越えてくると、豪ドル安からの戻り高を確認できる態勢に入れます。
現在は米ドルの全面高の地合いですので、中々豪ドルが反転できる時間帯にいない様です。
(2019年8月1日15:00、1豪ドル=0.6848米ドル)        

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