NZの2019年第1四半期GDP結果(6/20)

NZのGDPは前期比ベースでエコノミスト予想通り、前年比では上回りました。

NZの2019年第1四半期GDP結果(6/20)

NZの2019年第1四半期GDP結果

NZの2019年第1四半期GDP結果

本日早朝に公表されたNZの第1四半期GDPは上記の通りとなりました。

NZのGDPは前期比ベースでエコノミスト予想通り、前年比では上回りました。
また前年比ベースでは、第4四半期が当初の2.3%⇒2.5%に上方修正されました。
内容は四半期ベースで、製造業+2.0%、サービス部門+0.2%、第1次産業が▼0.7%になっています。

NZの2019年第1四半期GDP結果 2枚目の画像

NZのGDP推移(前年同期比ベース)

前年同期比で2018年4Qと同じ伸びになっており、下げ止まったか否かは次回2Qの数値次第になります。因みに中銀見通しでは2Qが年内で一番低い予想になっています。(2019年5月時点の予想)

NZの2019年第1四半期GDP結果 3枚目の画像

実質可処分所得の推移(棒グラフ:前期比、折れ線グラフ:前年比)、出所:NZ統計局

年率ベースでは2016年以降所得の伸びが、依然として下降線を辿っています。前回4Qはマイナスになりましたが、1Qでは回復しています。GDP60%を占める消費関連数値ですので、この数値も来期が重要になりそうです。

NZドル対米ドル相場は、米FOMC前は0.6520〜25米ドルで推移していましたが、将来の緩和を示唆するFRB議事内容に0.6560米ドル絡みまで上がりました。その後はNZのGDP発表前に0.6535〜40米ドルまで緩みましたが、予想を上回るGDP数値に0.6580米ドル付近まで上昇して現在に至っています。
目先の強い抵抗線だった0.6550〜60米ドルはNZ・GDPで越えました。これで当面は0.6620〜30米ドルを狙える位置にいます。また3月下旬の高値からの抵抗線は0.6635〜40米ドルにあるので、これを含めた0.6620〜40米ドルゾーンはかなり上値が重いと思われます。
一方で、下値は0.6540〜50米ドルにサポートができ、これを切ればFOMC前までのNZドル安トレンドに戻ります。次のサポートは0.6490〜0.65米ドルが強くなっています。
(6月20日13時40分、1NZドル=0.6570米ドル)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る