米国第4四半期GDP確定値予想
(今回発表予想)3月27日13時現在
前回GDP推移:2月速報値(前期比年率ベースと3四半期移動平均線、赤い線は2.5%)
○印内は下方修正されています。赤い線を下回る数値になるか注目します。
明日の日本時間21時30分から、米国の第4四半期の確定値がでます。
前回の速報値では、予想+2.2%に対して結果は+2.6%だったことから、発表前に110円80銭付近で推移していたドル円は、その日にドルが買われて111円40銭付近のNY終値となり、更に3月5日までの間112円を挟んで値動きを続けていました。
今回は確定値が発表されます。既に昨年12月末までの個別指標は多くが公表済であり、それらを勘案したエコノミスト予想値が+2.3%に下方修正されています。しかも予想レンジ上限が前回と同じ数値ですので、下方修正必至の予想になっています。
通常なら、既に終わった数値で材料視される可能性は少ないですが、ここ最近の相場は米国経済指標の鈍化に焦点が当たっているので、明日のGDPがエコノミスト予想を大きく下回る(例えば+2.0%以下)ようだと、10年債金利の軟化⇒ドル売りに繋がる可能性が高いと思います。
また同時に発表される個人消費支出も下方修正されていますので、GDP60%を占める消費の減少はあまり良くありません。
ご参考まで、アトランタ連銀GDPナウでは、3月上旬にその時点のGDPが年率で+0.3%程度でしたが、3月26日現在までの経済指標を加味した数値は+1.3%まで回復しています。それでも2019年は低い数値の見通しになっています。
相場は先週金曜日にサポートを下抜けて、ドルは弱い状態に入っていますが、米金利軟化を好感した株買いに、ドルを売り切れない状況が続いています。目先は110円90銭〜111円、111円60銭に抵抗線あり、後者を越えない限りはドル弱い状態を維持します。下値は110円10銭、109円70銭にサポートありますが、後者を切ると、今回のドル戻り高は一度終了になります。(3月27日14:45、1ドル=110円60銭、1ユーロ=1.1258米ドル)
(以上)
オーダー/ポジション状況
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