豪州中銀四半期金融政策報告(19/2/8 9時半公表分)

本日、豪州中銀から四半期の金融政策報告が発表されました。この中でGDP見通しの下方修正により豪ドルが売られました。

豪州中銀四半期金融政策報告(19/2/8 9時半公表分)

豪州中銀四半期金融政策報告

(出所:豪州中銀HPから)

本日、豪州中銀から四半期の金融政策報告が発表されました。この中でGDP見通しの下方修正により豪ドルが売られました。
相場は公表前に0.71米ドル付近で推移していましたが、公表後に0.7060〜65米ドルまで下落し、現在も今日の底値付近で推移しています。

今週水曜日に中銀総裁の講演で、次の利上げに関する発言「上げも下げもある」により、短期の豪ドル高トレンドの下限まで下押しされて、今日はっきりとトレンドラインを下抜けた形になっています。0.7060〜70米ドルは重要なサポートがあり、ここを維持できないと、年初の実態部分底値0.6990〜0.70米ドルのダブルボトム、シドニー時間の底値0.6750米ドルまで視野に入ってきます。一方で、上値は0.7100〜10、0.7150米ドルに抵抗線あり、後者越えてくると目先の豪ドル安が薄れます。
IMFなどの先行きGDP予想などを見る限り、市場の豪米ファンダメンタルズ格差縮小の動きに機先を制した様な中銀総裁発言と四半期報告ですので、何か不思議に感じます。

豪州中銀四半期金融政策報告

(出所:豪州中銀HP)

上記の赤い線の枠内が変更となっています。
2018年が昨年11月時点の見通し3.25%⇒3%、2019年が同3.25%⇒2.75%、2020年が同3.25%⇒2.75%にそれぞれ下方修正しています。
大きな要因は、個人消費を下方修正したことによります。例えば12月末期の消費伸びを前回は3%でしたが、2.75%まで下げています。これは過去3年間の数値を0.2%に下方修正したことにあります。住宅不振等の要因含めての消費ダウン予想です。
(2019年2月8日11時11分、1豪ドル=0.7066米ドル)

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