NZ/円、短期は強気。中期トレンドは78円越えの越週で変化。
11/7の早朝に発表されたNZ第3四半期の失業率は3.9%と、市場予想の4.4%から大きく改善した結果となりました。これを受けてNZドルは対ドル、対円で続伸となりました。また、本日の金融政策決定会合では予想通り、政策金利を1.75%に据え置くことが決定されました。引き続きインフレ率と経済指標を注視しつつ緩和的な金融政策を維持する姿勢に変わりありませんが、経済指標の強さによっては変更の可能性もあり得るとしています。海外のリスク要因の後退により本来の景況感の良さが見直される展開となっています。
チャートを見ると日足は、10/26に付けた72.38を直近安値として反発に転じており、11/1の大陽線が短期トレンドに変化を生じさせており、その後の好調な経済指標の発表を受けて一段高となっており、短期トレンドは“NZ強気”の流れ入っています。日足の上値抵抗は77.60-70、78.40-50に、下値抵抗は76.50-60、75.90-00にあります。21日、120日、200日移動平均線は74.01、74.81、75.91に位置しており、全てを上抜けて短期トレンドは非常に強い状態にあります。短期トレンドは75円割れでニュートラルな状態に戻しますが、74円割れで終えない限り、大きく変化しません。
NZ/円【週足】:(11/7現在31週移動平均線は75.30にあり、これを上抜けて短期は強気に転換中だが、62週線は77.04にあり、“ダマシ”となる可能性を残している。)
一方直近の週足は、大陽線の出現となり、週足の上値抵抗ポイントであった74.80-90を上抜けて越週しており、今年1月に付けた81.57を起点として上値を切り下げて来た流れに変化が生じています。一方で、2017年7月に付けた83.91を起点として上値を切り下げて来た流れからは上抜け切れておらず、この週足の上値抵抗は78.00-10にあります。また、月足の上値抵抗は78.50-60にありこれらを全て抜けた場合は新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯します。
週足の上値抵抗は78.00-10、78.50-60に、下値抵抗は74.00-10にあります。31週、62週移動平均線は75.30と77.04に位置しており、これらを上抜け始めていますが、78.50超えで越週するまでは“ダマシ”となる可能性があります。
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