円一時107.63、日経平均反落(2016年4月11日)

週明けの本日もドル円は下値を探る展開となっており、東京市場では一時年初来安値を更新、107.63をつけました。

円一時107.63、日経平均反落(2016年4月11日)

円一時107.63、日経平均反落

週明けの本日もドル円は下値を探る展開となっており、東京市場では一時年初来安値を更新、107.63をつけました。今日は朝型株式が安く始まり、15,600円を割り込む動きとなったことからドル円も午前中を中心に下押しが進みました。
終盤株価は戻し日経平均は70円安の15,751円と小幅安で引けています。ただ、午前中に発表になった3月の中国のCPIが不冴えであったことがA$やN$等の対円を押し下げたことの余波や原油先物の反落で円相場は戻らず、107円台後半での推移となっています。

本日国内では以下のイベントがありました。

2月機械受注

朝方は2月の機械受注が発表され、前月比-12.0%の予想に対し-9.2%の8,484億円となりました。しかしこれは、1月に鉄鋼業の設備更新等の大型案件があり一時要因で大幅に受注が伸びた反動であったため、予想された数値の範囲内で内閣府は全体の基調判断を「持ち直しの動きが見られる」に据え置きました。
機械受注概要

生活意識に関するアンケート調査

また、午後には日銀の3月の生活意識に関するアンケート調査が公表され現在の景況感は-22.5と前回12月に比べ5.2ポイント悪化し手いることがわかりました、また、一年後についても「悪くなる」が「よくなる」を30.9ポイント上回っており、こちらは前回よりも11.0ポイントも悪化、年明け以降一般家計レベルでの景況感の急速な悪化が進んでいることが裏付けられています。
また、日本経済の成長力の見通しは「より低い成長しか見込めない」が過半数となり、2012年末以来の低さとなっています。

日銀黒田総裁信託大会講演

日銀の黒田総裁は信託大会で講演
エネルギーと生鮮食品を除く物価は前年比1%を上回る水準で推移していることに触れ、「物価は先行き2%に向け上昇率を高めていく」「日銀は2%の物価を目指し安定持続に必要なときまでマイナス金利付き量的・ 質的金融緩和を継続する」
などと述べました。



これらのイベントはいずれも為替市場にはほとんど影響を与えませんでした。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る