オーストラリアの8月住宅建設許可件数結果
(日本時間2018年10月3日公表分)
住宅建設許可件数は前月・前年比共に予想を大きく下回るマイナス数値となりました。7月数値は当初の▼5.2%⇒▼4.6%と若干上方修正されたものの、2ヶ月計では▼8.8%ですので、予想レンジ下限を大きく下回るマイナスとなりました。
下落の主要因は、戸建て住宅を除く民間住宅建設許可が▼17.2%の落ち込みとなっています。戸建てを入れた数値が▼1.9%ですので、集合住宅などの建設許可が落ち込んでいることになります。
チャートをみると、移動平均線は再度マイナス幅を広げています。
2018年8月までの推移と3ヶ月移動平均(前月比ベース)(緑はゼロ)
また、下のチャートは豪州統計局作成の実数ベースのチャートです。黒の線(トレンドベース)が下落基調を辿っており、灰色の線(季節調整済数値)は黒のラインを大きく落ち込んでいます。赤い線は2015年の高値から下落トレンドを示しています。また、水色のラインは2017年のボトムをベースにしていますが、丁度そのラインまで下落しました。
為替相場は発表前に0.7185米ドル付近で推移していましたが、発表後は瞬間0.7160〜65米ドルまで約20ピップス程度下落した後に0.7185〜90米ドルまで戻しています。
昨日0.72米ドルのサポートラインを下抜いたことで、今日は最初のサポートだった0.7160米ドルに支えられて反発しています。但し、0.72米ドルを下回ったことで、豪ドルは弱い状態に入っています。この下のサポートは0.7130〜40、0.7090〜0.71米ドルにあります。
豪ドルの戻り高調整に入るには0.7210米ドルを越える必要があります。明日貿易収支(明日の予想数値は別途お知らせします)がありますので注目されます。
また、シカゴ締日に0.72米ドルを割ったことで、ショートポジションは維持されたと思われます。
(10月3日12:40、1豪ドル=0.7180米ドル)
オーダー/ポジション状況
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