ニュージーランド政策金利予想(18/9/26)

明日(27日木曜日)早朝に、NZ中銀が政策金利を公表します。今回もこれまで同様にエコノミスト全員が政策金利を1.75%の据え置き予想となっています。

ニュージーランド政策金利予想(18/9/26)

NZ政策金利予想

(市場の予想)
NZ準備銀行(中銀)政策金利(オフィシャル・キャッシュレート)
(現行 1.75%)…1.75%に据え置き予想(予想レンジ幅なし)


明日(27日木曜日)早朝に、NZ中銀が政策金利を公表します。今回もこれまで同様にエコノミスト全員が政策金利を1.75%の据え置き予想となっています。
エコノミストの先行き見通しは、2019年末までの平均値は1.75%で変更なしを予想しています。内訳は2019年第2四半期までは全員が1.75%で据え置き、第3四半期はレンジ1.75%〜2.00%で平均1.75%、第4四半期はレンジ1.75%〜2.25%で平均1.75%となっており、僅か1〜2人が利上げを予想しているにすぎません。前回8月時点でのエコノミストは2019年第3四半期にレンジ1.75〜2.5%で平均2.0%でしたので、利上げ先送り予想になっています。前回金融政策要旨(下記に一部記載しています)を受けたものと思われます。

因みにエコノミストは2019年末まで金利据え置きを延長した背景は、インフレを懸念する材料が見当たらず、中銀のインフレ目標値1〜3%の下限に張り付く期間が伸びたこと、米中の貿易摩擦が激化を辿り、対中の貿易割合が大きいNZが影響受けることを挙げています。

NZ政策金利予想

NZ政策金利推移(2018年8月末までのオフィシャルキャッシュレート)


NZ中銀は前回8月時点の金融政策公表後の要旨内で、

「…オフィシャルキャッシュレート(OCR)は1.75%のままに据え置いた。我々はこのOCRが、5月の声明で予想していたよりも長い2019年〜2020年にかけて、この水準を維持すると予想している。我々は前回、次のOCRの変動方向は上がるか下がるかとしていた。…」

と述べており、現状の緩和に関して長期継続を示唆しています。しかも場合により利下げの選択肢もあると述べているので、これ以上の緩和内容がでてくる可能性は少ないと思われます。従いまして、前回の要旨文言を弱める内容や、逆に利下げを示唆する内容でも出ない限りは相場に与える影響は少ないと思います。

尚、次回の金融政策は2018年11月8日(木)に予定されています。
(9月26日13:00、1NZ=0.6677米ドル)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る