3. ニュージーランドドル週報（2018年5月第1週）

ニュージーランドドル週報（2018年5月第1週）

5/2にニュージーランド統計局が発表した第1四半期失業率は4.4％と、前期比で0.1ポイント低下しました。

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ニュージーランドドル週報（2018年5月第1週）

NZ/円、短期は弱気。76円台に強い下値抵抗あり。中期トレンドはNZ弱気。

5/2にニュージーランド統計局が発表した第1四半期失業率は4.4％と、前期比で0.1ポイント低下しました。5四半期連続低下しており、9年3ヶ月振りの低水準となっています。また、時間給も前期比0.9％の上昇、前年同期比で3.5％の伸びを示しており、好調な経済のもと、労働市場も安定していることを窺わせます。為替市場は予想通りの結果であったことからこれには反応せず、米ドル高基調が続く中で、対ドル、対円で上値を抑えられる展開となっています。

チャートを見ると、日足は4/13に付けた79.16を直近高値として上値を切り下げる流れに変化が認められず、短期トレンドはNZ弱気の流れありますが、76.00近辺には強い下値抵抗が控えており、これには一旦跳ね返される可能性も高いポイントです。但し、76円割れの越週となった場合は一段の下落リスクが点灯することから、下値リスクにより警戒が必要であることに変わりありません。日足の上値抵抗は77.40-50、78.00-10に、下値抵抗は76.30-40、75.90-00にあります。21日、120日、200日移動平均線は77.96、78.38、79.06にあり、この下に入り込んでおり、短・中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

一方週足を見ると、2週連続陰線引けとなり、上値を切り下げています。直近の陰線も単体では下げ余力の強いものではありませんが、前週の大陰線が上値を抑え込んでおり、79円台を回復して越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。今週も下値トライの動きが先行していますが、76.00近辺には強い下値抵抗が控えており、これを守り切って反発に転ずる可能性を残しています。しかし、昨年7月に付けた83.91を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この上値抵抗が80.00-10にあることからこれをしっかり上抜けて来ない限り、中期トレンドは変化しません。今週の週足の上値抵抗は78.40-50と80.00-10に、下値抵抗は76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.41と79.02にあり中期トレンドはNZ弱気の状態にあります。また、月末終値が77.00割れで越月しており、（終値76.91）一段の下落リスクが点灯しています。ダマシとなる可能性がありますが、新たな下落リスクにより警戒が必要です。

NZ/円、短期は弱気。76円台に強い下値抵抗あり。中期トレンドはNZ弱気。

NZ/円【週足】：（5/1現在31週移動平均線は78.41に、62週線は79.02にあり、この下に入り込んで中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。）

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