ランド円ショートコメント(2017年6月19日)

今週は20日に1〜3月期の経常収支(予想−780億ランド、前回―760億ランド)、21日にCPI(予想同年前月比+5.3%、前回+5.3%。)と2つの材料があります。

ランド円ショートコメント(2017年6月19日)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、ランド円は「8.35レベルをサポートに、8.60レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が8.49レベル、高値が8.70レベルと、予想よりはランド高の推移となったものの、膠着した値動きを続けました。

先週の南アフリカの経済指標は小売売上高が予想よりも強く、日米金融政策イベントもあることから、やや水準を上げた後は目立った動きは見られず、また先週の段階でテクニカルに懸念したレンジの下抜けも無かったことで、動きにくかったといってしまってよいかと思います。

今週は20日に1〜3月期の経常収支(予想−780億ランド、前回―760億ランド)、21日にCPI(予想同年前月比+5.3%、前回+5.3%。)と2つの材料があります。どちらも予想から上下に振れた場合に一時的にランドに動きが出て来る可能性はあるものの、よほど変な数字も無い限りレンジを変えるほどの影響も無いと言えるでしょう。

4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

レンジというのは、5月18日安値8.10と5月29日高値8.74の半値8.42と高値8.74とに挟まれるレンジ(赤いライン)を言います。若干下回る位置もありますが、過去4週間はほぼこのレンジ内のもみあいに終始していて、再びレジスタンスに近づいている現在、果たして上抜け出来るかどうか。

経済指標で良い数字が出れば上抜けの可能性も出て来るものの、簡単には抜けさせてくれないという可能性の方が高そうです。今週は8.50レベルをサポートとしながら、いったんはこのレジスタンスをつっかける動きを考え、8.80レベルをレジスタンスとした週とします。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る