円110円に接近「トランプケア」雲散霧消で(3/27)

雲散霧消(?)した「トランプケア」法案は、採決見送り決定後の前週末の海外市場では

円110円に接近「トランプケア」雲散霧消で(3/27)

ドル円110円に接近「トランプケア」雲散霧消で

雲散霧消(?)した「トランプケア」法案は、採決見送り決定後の前週末の海外市場では法案見送りによる税制改革の早期実行への期待もあってドル円、株価ともにやや反発しましたが、週明け東京市場ではそういうわけにはいかず、本日日経平均株価は19,000円を割り込んで276円安の18,985円で終了、ドル円も110.12まで下押しました。
日中、米長期金利利回りも低下、10年物米国債利回りは一時2.34%台をつけています。

重要公約の放棄も驚愕でしたが、むしろ「上下院ともに共和党が多数派で、なんでも思い通りにできる」というトランプ政権の神通力の根幹部分が揺らいだことショックは小さくなく、今後の政策運営に大きな影を落とした形となりました。市場の調整は長引く可能性があります。

ドル円は大統領選直後につけた安値101.20からの高値118.66のちょうど半値である109.93に差し掛かりつつあり、ここを抜けるとブレグジット後の安値(昨年安値)99.02からの半値108.84が意識されます。これらの水準を維持できるかは、ひとつの正念場でしょう。

今晩米国で目立った経済指標の発表はありません。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安で始まっています。

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