トルコリラ円ショートコメント(23/6/5)

実際のレンジは安値が6.43レベル、高値が6.94レベルと、予想レンジよりもだいぶトルコリラ安の値動きとなっていました。

トルコリラ円ショートコメント(23/6/5)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、「テクニカルに2本の平行線の間での動きが予想され、6.65レベルをサポートに、7.00レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が6.43レベル、高値が6.94レベルと、予想レンジよりもだいぶトルコリラ安の値動きとなっていました。

先週のトルコリラは大統領選決選投票が終わり、当初投票と同様にエルドアン大統領が当選したことを受け、何も変わらないという失望のトルコリラ売りが広がった一週間となりなした。今回の選挙では世論調査でも野党統一候補が勝てる見込みは低かったのですが、それでもひょっとしたらという期待もありましたので、これで今回の任期5年間は望み薄という判断をされたということです。

これまでもトルコリラは対ドルでは史上最安値更新の連続でしたが、5月は20の大台に乗せ、6月は21とトルコリラ安が加速する展開です。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

中段に示したドルトルコリラのトレンドが、以前の傾き(ピンクの細線)から急角度でドル高・トルコリラ安(ピンクの太線)となってきていることがわかります。このトレンドに多少の調整が入ったとしても、決選投票後に急角度になってきたという動きこそが、エルドアン体制に対する評価ということになるでしょう。

ドル円での円安もありますが、今後はトルコリラ安のペースの方が速くなってくるであろうことを考えると、トルコリラ円は早晩6円の大台トライという展開になっていきそうです。今週は5月のローソク足実体安値圏だった6.30水準をターゲットにする流れだと思われます。

今週はこの6.30レベルをサポートに、これまでのもみあい下限と重なる6.75レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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