NZ/2022年第4四半期小売売上高指数の予想

2023年2月27日朝6:45に発表予定です。

NZ/2022年第4四半期小売売上高指数の予想

NZ/2022年第4四半期小売売上高指数の予想

来週初の早朝(27日月曜日)に、NZの2022,4Q小売売上高指数が発表予定となっています。

NZ/2022年第4四半期小売売上高指数の予想

(今回発表予想)2月24日12時現在

小売売上高指数推移

小売売上高指数推移

(青:実数値、オレンジ:トレンドライン、青の矢印:今期予想)

前期(第3四半期)のNZ小売売上高指数は予想をやや下回る0.4%(予想+0.5%)となりましたが、2Qは市場予想+1.7%が▼2.2%の結果になり、サプライズになりました。これは自動車▼5.8%、電気・電子機器▼6.1%など中心に大幅なマイナスとなったことから昨年の1Qまで堅調に推移していた伸びが鈍化しています。要因は利上げによる実質可処分所得の減少、住宅ローン金利の上昇による負担増などを挙げています。
今回4Qの予想は+0.2%と前期比よりはプラスになっていますが、上図を見ても過去のトレンドであるオレンジ色の上昇ラインから大きく落ち込み、その後もほとんど横這いになっています。また今回予想でもごく一部にマイナスもあるので、NZドルが現状弱い中、結果次第で売り材料になる可能性もあります。

また、今回の数値には関係ありませんが、今年2月に襲来した大型のサイクロン・ガブリエルの被害により、中旬以降はNZに非常事態宣言が発令されました。2011年に起きたクライストチャーチでの大地震による政府負担135億NZドルと同じ程度の負担額にのぼると推計されており、2023年1Qの小売売上高にも影響がでそうです。
今週NZ中銀の金融政策時に公表された四半期毎のGDP見通しは下表の様に下方修正され、2023年中のマイナス成長は現状で避けられない事態になっています。

中銀GDP見通し

中銀GDP見通し

NZドル米ドル相場は依然としてシカゴポジション373内、あるいは中銀金融政策時に書いた、上限0.6280、下限0.6190を守っています。金融政策後のレンジはおおむね0.6200〜50の小幅レンジで推移しています。

(2023年2月24日14:50、1NZドル=0.6235ドル)

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