ユーロドル、ラガルド総裁のタカ派発言に1.08台前半を回復
19日の東京市場でユーロドルは横ばい後に上昇。朝方1.0793レベルで取引が始まったユーロドルは、日中1.08をはさんでの狭いレンジでの取引に終始。夕刻欧州勢参入後はECBラガルド総裁のタカ派発言等でユーロ買い優勢となり、一時1.0829の高値をつけた後、東京時間19:00現在は1.0824レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、発表された米12月小売売上高、12月PPI等の数字が軒並み市場予想を下回り、米長期金利が急低下。ユーロドルも一旦はドル売り優勢の中1.0887の高値をつけました。しかし、市場の流れが、FRB引き締め鈍化への安堵感から、米景気そのものへの減速懸念にシフトすると、株価の急落に伴いユーロドルも1.07台後半に反落して東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、上昇に一服感は出ているものの、主要テクニカルポイントの上方での強いユーロ買い地合いは継続しており、引き続き1.09乗せを伺う位置にいます。
序盤の欧州主要株価指数先物は、昨晩の米株総崩れを受けてほぼ全面安。今晩この後は、21:30 に前回ECB理事会議事要旨公表、22:30には米12月住宅着工件数、新規失業保険申請数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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