ユーロドル1.08台半ば、米CPI後の上昇を経て高値圏でのもみ合い
13日の東京市場でユーロドルは高値圏での小動き。朝方1.0851レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤に一時昨晩海外時間の高値をわずかに上回る1.0868をつけ昨年4月来の高値を更新しました。その後は昨晩低下した米長期金利が時間外でやや反発したこと、それに合わせて米株先物が軟調推移したことを嫌気して1.08台前半に押し戻され、東京時間16:30現在は1.0837レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、注目された米12月CPIが事前予想通り伸び率鈍化傾向を示し、直後の各市場は反応が定まらず乱高下したものの、米国終盤にかけて米長期金利が低下したことで為替市場は全般的にドル売り優勢となりました。ユーロドルもCPI発表前後に1.0731の昨日安値をつけたものの、乱高下の後1.0867まで急伸し、1.08台半ばで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩のさらなる上昇で主要テクニカルポイントを上放れ、強いユーロ買い地合いが継続中。日足ではレジスタンスらしいレジスタンスは見当たらず、週足レベルでは21年5月高値1.2266から22年9月の安値0.9536までの下落の半値戻し1.0901が射程内に入っています。1.09にしっかり乗せてきた場合には、節目の1.10や、上記フィボナッチの61.8%戻し1.1223等を目指す展開となります。一方下方向は転換線、基準線がともに1.0676レベル、21日線が1.0657レベルにあり、やや遠いものの当面サポートしそうです。
序盤の欧州主要株価指数先物は、おおむね堅調推移。今晩この後は、22:30に米12月輸入物価指数、24:00には米1月ミシガン大消費者信頼感速報値の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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