11月NY連銀製造業景況指数の予想(22/11/15)

日本時間2022年11月15日22時30分に発表予定です。

11月NY連銀製造業景況指数の予想(22/11/15)

11月NY連銀製造業景況指数の予想

本日、11月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。同時刻には10月卸売物価指数の発表も予定されています。
前回10月は予想を下回り、マイナス幅が拡大しました。今回11月もマイナス予想になっており、予想通りなら4ヶ月連続の水面下になります。下図@の移動平均線(オレンジ色)を見ると今回はやや反発していますが、これは8月の▼31.3が無くなったことによるものです。2021年9月を高値(31.87)にした下落トレンドは1年以上も変わっていません。
下図AのISM製造業景況指数(ISM)との比較でも綺麗に相関しており、ISMの10月が50.2まで下落し、好悪判断の50に限りなく近づいています。NYが数ヶ月間反発して行かない限り、ISMの50割れも想定する必要があります。尚、NYは先行指標ですので、予想よりも上下に大きく振れることもあります。予想レンジは0〜▼15.5でプラスはありませんが、もし同時に発表はされるPPIが予想を上回り、かつNYがプラスの場合は米金利に影響がでそうです。逆にPPIとNYが予想を下回れば、一段の金利低下が見込まれそうです。

11月NY連銀製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2022年11月15日9時00分現在予想

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

(青の矢印は今回予想、赤はゼロ
緑はコロナ前の移動平均線高値で24付近)



下図AのISM製造業との比較では、NYとISMが相関して下落基調になっています。〇印にあるようにオレンジ色が青色を下抜いてから、今回はやや戻しているので、このままNYが底這って行けば、時間経過でオレンジと青が交差する可能性もでてきます。製造業が回復するかは今後2〜3ヶ月の数値待ちになります。

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

(NY連銀製造業景況指数は10月予想値を加味した移動平均線)


下図はユーロドル円の週足チャートです。昨年5月31日週高値からの抵抗線A(=1.0650)にあります。今年2月7日週の高値からの抵抗線B(=0.9870)で急激なユーロ安を展開してきましたが、10月31日週にBを上抜けました。そして先週のCPIでユーロは丸坊主の大陽線となり、一気に抵抗線C(=1.0360〜70)まできています。現在はこのCの手前で推移していますが、もしこの抵抗線を抜けると、次はAになりますが、これをクリアするとD(=1.0755)が視野に入ってきます。もしここまでくると当然抵抗線Aを抜けているので、ユーロは一段高狙いとなります。長期のトレンドはユーロ安が継続していますが、今回はどこまで戻るのか注目されます。

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線 2枚目の画像

(2022年11月15日14:00、1ユーロ=1.0321ドル) 

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