オーストラリア 7月失業率の予想(22/8/18)

本日10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。

オーストラリア 7月失業率の予想(22/8/18)

オーストラリア 7月失業率の予想

本日10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。

オーストラリア 7月失業率の予想

(8月18日8時00分現在)

(1) 新規就業者数

前回6月は予想を大きく上回る結果になりました。豪州内の雇用改善は継続しています。下図を見ると昨年9月(豪州のロックダウン解除以降)からは右肩上がりを続け、Covid-19前の黒の上昇ラインにほぼ達するまで改善しています。トレンドは改善しているものの、予想レンジではマイナスもあるので、前回の大幅増加の反動になるかをみます。

就業者数推移

就業者数推移

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は7月予想、黒は過去のトレンドライン)

(2) 失業率

6月の結果は3.5%と、大幅に改善しています。8月初の中銀金融政策内で「労働市場は長年に亘る状況よりも一層タイトなままである。失業率は6月に3.5%まで下がった。これは50年間で最も低水準である。求人と求人広告は非常に高い水準で、失業率の更なる低下はこの先数ヶ月予想されている。その先は、失業率の上昇が経済成長鈍化により予想されている。中銀の失業率予想の中央値は2024年に約4%になるとみている。」とあり、かなり低水準まできているので、これ以上の改善は見込み薄いと思われます。どこまでこの低水準が続くのか見たいと思います。尚、5月公表の中銀見通しでは、2022年6月末に3.75%(下図の赤い線)、12月末も3.75%となっています。金融政策発表時の4%は2024年の見込みです。

(2)	失業率

下図は直近の豪ドル・米ドルの日足チャートです。7月14日底値からのサポートB(=0.6970)とそこから平行に上げたC(=0.7200)で短期の豪ドル高トレンドを形成していましたが、昨日下抜けました。今回の戻り高値は6月3日高値からの抵抗線A(=0.7130)とCの交差した8月11日の0.7137でした。目先は豪ドルが弱く、横サポートのE(=0.6860)に向け3回目のトライになります。もし下抜けた場合はBの起点0.6822が次の目途になります。上値はBを回復できれば直近の抵抗線D(=0.7100)が目安になります。

(2)	失業率 2枚目の画像

(1豪ドル=0.6938米ドル、8月18日9時10分現在)  

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