トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「8円の大台と4月最終週の安値に挟まれて一段安を試すと考え、8.00円の大台をサポートに8.50レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.94レベル、高値が8.33レベルと、予想よりも上値が重く弱い地合いを続け、週初高値週末安値の一週間となりました。
先週のトルコリラは週初からじり安となりあっさりと前週安値を割り込みましたが、トルコがフィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請に反対していることもトルコリラ売りの材料とする向きもいたようです。ただ最大の悪材料は今週のトルコ中銀の政策金利発表で現状維持が確実視されているというところです。
5月に発表されたCPIは69.97%と20年ぶりの高い数字となっているいっぽうで、26日に発表される政策金利は14.0%に留まるであろうことが、更なるトルコリラ売りにつながるという見通しが圧倒的です。水準的にも8円の大台を試してきたことで、年初来安値7.69レベルを視野に入れる動きになっていきそうです。
いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
2本の水平線を引いてありますが、上が先々週安値の8.21、下が年初来安値の7.69です、今週はこれら2つの水平線の間で引き続きトルコリラ安の動きを継続すると考え、7.70レベルをサポートに、8.20レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.28
東京市場のドルは151円30銭台での小動き、為替介入を意識した神経戦の地合いは継続(24/3/28)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、政府・日銀による介入警戒感が高まっていることで、ドルは151円半ばでの小動き推移となった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.03.28
ドル円 ドル高基調継続も、上値は重く上げ渋り(3/28夕)
東京市場はレンジ取引。151円前半を中心とした30ポイント程度で一進一退をたどっている。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:上村 和弘
2022.05.24
トルコリラ円見通し 5月19日夜から下げ渋るも4月28日高値からの下落基調継続(22/5/24)
トルコリラ円の5月23日は8.13円から7.98円の取引レンジ、24日早朝の終値は8.03円で先週末から変わらず。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:上村 和弘
2022.05.23
トルコリラ円見通し 4月28日高値を起点とした3〜4か月周期の下落期(22/5/23)
トルコリラ円の5月20日は8.07円から8.00円の取引レンジ、21日早朝の終値は8.03円で前日終値8.02円からは0.01円の円安リラ高だった。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。